エンジニアの松本です。フォルシアで働くエンジニアの生の声を届けるべく、2020年1月にフォルシアに入社されて以来、ご活躍されているエンジニアの田中柾伎さんにインタビューしました。
これからフォルシアで働くことを検討されている方のモデルケースとして楽しんでいただけましたら幸いです。
今回インタビューした社員プロフィール
田中柾伎(たなか・まさき)
- 2020年1月 キャリア入社
- webコネクトチーム エンジニア
- 顧客折衝から開発まで幅広く担当
- 前職はプラントエンジニア
目次
- 開発も顧客折衝もやりたいからフォルシアを選んだ
- エンジニアという共通点
- Webエンジニア未経験から入社して作りながらキャッチアップ
- フォルシアでWebエンジニアとして2年間
- 入社5ヶ月後には顧客と折衝するように
- 地雷を踏みそうだったら止めてもらえるようにしておく
- 各ステップのやりがい、顧客からの感謝
- より大きなものを作れるように
- フォルシアには面白い日常がある
- おわりに
開発も顧客折衝もやりたいからフォルシアを選んだ
早速ですが、田中さんはどうしてフォルシアへの転職を決めたのですか?
前職ではぜんぜん違うエンジニア(プラントエンジニア)として働いていて、プラントエンジニアとして働く業務改善的なノリの趣味の延長線で、マクロを組んで予算集約システムだとか予備品(部品の在庫)とかの台帳整理を勝手にやっていました。完全に業務の所掌外なんですけども、途中から社内のシステム部と結構連携しながらやりだすようになって、おもろいなと思っていました。
転職のタイミングというかきっかけは「たまたま部署異動があったから」。それぐらいなんですけども、そのタイミングでシステムを作るのも面白そうだなって思い、転職活動を始めた状況でした。
エージェントを使ったりリファラルで選考を受けてみたりする中で、本当に開発に携わるか、ITコンサル・SIerのような感じでもっと大きいものを作るにあたって上流に立つかの選択肢がありました。最終的に選択として残ったのは、開発にガッツリ携わるフォルシア or ガッツリSIerの某社という二択になったんですが、どっちをやりたいかなってなったときに実装できた方が楽しそうやなっていうのと、開発に携わるといえどお客さんとばちこりやって上流っちゃ上流のような話も推し進めていけるっていうところがすごい面白そうやなって思ったんで、最終的にフォルシアにしました。
エンジニアという共通点
私も田中さんの面接をさせていただいたのですが、「プラントエンジニアだったけど、ITエンジニアもエンジニアとしては大きく一緒だと思う」と話されていたのがすごく印象的でした。
そうですね、ものを作っているよなっていうところはもちろん感覚としては似ているんですけれども、一番親和性を感じたのは、エンジニアっていうくくりである以上、勘所や仕事のやり方がほとんど一緒で、そこがすっと入ってきました。
例えば、システマティックにここは気をつけなければいけないよねとか、ここは外部のお客さんだったりとか前職当時の工場だったら、建材や機械を受け入れるタイミングやったりとかそういうインターフェースするところって大切だよねとか。エンジニアとしてどこからどこまでが自分の責任範囲で、責任を持たなあかんのかとか。
運用保守の方でもマニュアルを作ったりとか、保守の設計というか体制のつくり方とかっていうのは一緒だなと今でも思うので、そういうところが活かせているってのは大きいですね。
なるほど、対象物は違うけど仕事のやり方だったりポイントが一緒ということですね。面白いですね。
Webエンジニア未経験から入社して作りながらキャッチアップ
プログラミングや仕事としてウェブシステムを作るところは未経験だったと思うんですが、その状態からフォルシアに入ってどんな仕事をどういう風にやってきたか教えていただけますか。
入社する直前に当時流行っていた競プロをやってみて、とりあえずAtCoderで茶色が付いて入社ぐらいのノリでした。コーディングにしばらく頭を抱えるっていうのに慣れた状態で入社したのは良かったと思います。
そこからwebコネクトチームに配属されたんですけれども、他のフォルシアのサービスと違って完全に自社開発で、かつ当時はまだリリースされてない、これからリリースしますっていうものでした。だったので、もうどんどんどんどん出来上がっていくっていうスピード感はあるものの、読むコードの総数というか全体感としてはまだ少ない方だったので片っ端から読んでみたというところがキャッチアップの一番最初でした。
その中でも特にフロントの部分というかアプリの方ですね。データベースではなく画面側の実装をTypeScriptとExpressとかを使って、技術がどう使われているのか、どういう風に動いてるんかとかっていうのをガッツリ最初の2カ月ぐらいで実装しつつ、勉強しつつで進めました。
確か最初はカレンダーを画面に組み込んだような記憶があるんですが、それが完全にReactだったので、ReactとReduxといった技術をうまく使うにはどうすればいいかとかそういうところを勉強していた気がします。
画面側は覚えないといけない要素がいっぱいあって、いきなりやるには大変だったんじゃないかと思ったんですが、そこはどう乗り越えられましたか?
本当にたまたまだと思うんですけど、タイミングが良かったかなと思います。画面も何枚もある状態ではなくて、このページでこういうことができますっていうのだけが決まっていて、これからどんどん画面を実装していこうっていうタイミングだったので、実際に画面の要素を作らせてもらってこんな感じですね、デザインを取り込んでみたらこうなりましたというような進め方でした。既にあるアプリを理解するというより、作ってみて結果こうなって、こういう風に動くんだと理解を深めているところに対してレビューいただいたので、すごくやりやすかったというか身にスッと入ってきた記憶があります。
フォルシアでWebエンジニアとして2年間
2年ほど働いてフォルシアのエンジニアとしての働き方には慣れましたか?
そうですね。もうだいぶ慣れてきました。
もちろんまだ携われてないような要素技術がデーターベースの方にあったりするんですが、そういったところ以外はだいたいwebコネクトの機能だったら7割ぐらいは即答できるし、3割は調べたらだいたい分かるぐらいの状態にはなったかなと思ってますね。
フォルシアっぽいというと、私は開発もするんですが、エンジニアの中でもお客さんと折衝が多いような立ち位置という感じではありますね。
入社5ヶ月後には顧客と折衝するように
顧客折衝を始めたのってどれぐらいの時期でしょうか?
1月に入社して6月ぐらいからなので、5カ月ぐらいしたタイミングで顧客折衝を始めました。
当時先輩が1ヶ月ぐらい、一緒に折衝というかお話を聞いてくれていました。
僕がジョインしたタイミングっていうのはインフラ面の話が終わっていて、データの取り込みとかこういうデータはどうやって出るんですかとか、そういった細かい話が始まりだした頃でした。言ってしまえば調べたら分かるところから入らさせてもらったので、そこに障壁は感じなかったかなと思います。
それからガッツリ実装をしていたのですが、メインエンジニアとしてまるっとお任せいただいていたプロジェクトを無事サービスインまでもっていくことができたいうのが今年の6月とかそれぐらいの時間軸ですね。
朝ブリでもHEROとして「最近入ったとは思えない」と紹介されていましたね。
(朝ブリのHEROについてはこちらをご覧ください。)
なるほどそういうようなステップで任されるようになってきたのですね。
では、何か入社してから、仕事の中でしんどいことはありましたか?
別に実装とか開発自体が苦になるってことはないんですけど、お客さんからデータが来てそれが画面に映るまではやっぱりドキドキします。
ちゃんとデータが来ていれば絶対に画面には出るんですけれども、やっぱりお客さんと折衝していく中で伝達ミスとかがあったらデータがうまく入ってこないってことが考えられますし、そういったドキドキというか、大丈夫かなっていう心配みたいなのがあって、それが逆に言えば画面に写ったときには、やった画面に映った!って喜びになるというようなことが度々ありますね。
うまくいくはずなんだけど......というドキドキ感ですね。1人で仕様調整するにあたって緊張感はありましたか?
結構まるっと任せていただいたので、緊張する部分もあったんですが、別に誰も何も教えてくれないわけではないので、今こうなってるんですよっていう情報共有はチーム内で絶やさないようにはしていました。
僕が地雷踏みそうだったら「それ、目の前に地雷あるけど」って言ってもらえる状態にはなんとか持っていくように工夫はしたつもりだったので、そこまで1人で任されている分に関して不安には思わなかったんです。でも責任としてしっかりやり遂げなきゃいけないなっていうところはありましたね。
地雷を踏みそうだったら止めてもらえるようにしておく
今の「地雷を踏みそうだったら教えてもらえるように工夫はしていた」というところ、大事なことのように思うんですが、なにか過去の経験が活かせているのでしょうか?
本当に前職の経験でそれこそ地雷を踏みまくってきたので...
プロジェクトの予算数億円に対してウン千万円ほどオーバーさせてしまったりだとか、煙が出たり、穴を開けちゃいけないところに物理的に穴を開けて水が湧いたりということがあって、結局その時の経験として、本当に知ってる人に聞いたら一発でわかるというものでの出来事ばかりだったので、それによる学びは今に活きています。
知ってる人からすれば当然の話、僕がやろうとしてることがその人の耳にかすりでもしていればたぶん止められたような話です。フォルシアでやっているシステム開発で、僕は地雷がどこにあるか分からない状態から仕事が始まってるので、なるべく分からんことはすぐ分からんって言っちゃうっていうところは僕なりの工夫ですね。お客さんにも言って不明点は持って帰ってきます。
webコネクトチームでは多くのプロジェクトが並列に走ってるので、割と密にそういう情報共有の場というか、週1~2ぐらいでお互いに「今どういう状態なんですよ」とシェアする場があります。そこで結構フォローアップしてもらっていたかなっていう気がします。
各ステップのやりがい、顧客からの感謝
フォルシアでの仕事でやりがいを感じる瞬間はありますか?
やっぱり開発してる部分では何かAPI一本立ててみてきちんと動くっていうところの日々の喜びというか、やったらやっぱり動くよなっていうところですね。手を動かして目の前で動いているところが見えるっていうのはもう間違いなくやりがいというか、その時点でこうスッキリするなっていうところがあるので、これは日常で週に何回か経験できるやりがいです。
お客さんとのやりとりの中では、やっぱりお客さんの本番リリースの後にちゃんと画面から予約までいけるところが見れたらすごい嬉しいなっていうところはありますね。
やっぱりお客さんとか開発会社さんとかから「なんとかいけましたね、ありがとうございました。」って言ってもらえた時、もうめちゃくちゃうれしかったなっていう記憶はあります。
先程のメインのエンジニアとして担当したプロジェクトでは、お客さんからも感謝の言葉をいただきましたし、特に開発会社さんとは連携というか話を密にすることがあったので電話越しとかに何度も電話をしてて、リリースが終わった後に口頭ではあるんですけど「本当にありがとうございます。これからもお願いします。」みたいなことを結構丁寧に言ってくださった時があって、そのときは素直に嬉しかったなっていう記憶があります。
作る喜びから、アプリ全体が動くだったり、プロジェクトとして終わってお客さんに感謝されるといった何段階かの喜びがあるということですね。
より大きなものを作れるように
今後どういう風に働いていきたいとか、なりたいエンジニア像はありますか?
まぁこれからまだ新機能っていっぱい開発するので、そういったところでどんどん機能を追加していって、いろんなお客さんに使ってもらえるように、それこそ実装をバリバリやっていけたらなと思いますし、お客さんと何かやりとりするっていうのは今まで通りいろんなお客さんとこれからもやっていくのかなと思います。
開発とか自分の技術のスキルアップとかいうところで、もう2年経って...2年というかwebコネクトチームとしては1年ちょっとかな...になるんですが、もう既にこの技術もっといいのがあるよねとか、逆に当時書いたコードちょっとこういうところを直したらもっと良くなるよねとか、当時は見えなかったところが見えてきているのでそういうところをばりばり書き換えていったりとか、もっと楽にエンジニアリングできるような形で、開発の機能を取り込めていたらいいなっていう思いがあります。
まずプロダクト中心の回答をいただいて、まさにプロダクトのための働き方をされているんだと感じました。田中さん自身のスキルアップや働き方についてもう少し詳しく教えていただけますか?
ここ1年半ぐらいは結構お客さんと折衝することが多かったので、ネクストステージというか次の目標としては、もっと開発に時間を割いていけるような形で新しい機能を作っていくっていうのが大まかな目標です。
今はTypeScriptとPostgreSQLぐらいしか使ってないので、Pythonとかでちょっとしたものを書いたりっていうのはこれからやりたいなと思います。他にはお客さんとやりとりをしていて一番最初の方でインフラの話が出てくるので、インフラ面で大きな目線でここから始められるよねとか、例えばAWSのお金ってこれぐらいかかるよねとかいうところから勉強していきたいですね。あとはk8sは今もバリバリ使わさせてもらっていて、別のエンジニアに作っていただいたk8sの仕組みに乗っかることはできるんですが、あれと同じようなものを構築できるかというと全然そんなことはないので、それこそ会社の軸となるような大きいものもwebコネクトを開発しながらを育てていけたらいいなと思っています。
いうてまだ前職で働いていた期間の方が長いので、得意不得意でいうときっと顧客折衝をする方が得意なのは間違いないなと思っている一方で、やっぱり開発してると開発楽しいなになるので、どっちかに偏ることなく、折衷というか半々ぐらいにずっといけるのが一番いい感じになるのかなって思ってますね。
フォルシアには面白い日常がある
最後にフォルシアへの転職を考えている人になにかコメントいただけませんでしょうか。
そうですね、今まで言ったことと全然関係ないんですけど、フォルシアにいる人ってすごくいい人しかいないというか、いい人という言い方すごい抽象的なんですが、ベテランさんとか経験の深い方だとエンジニアさんでも旅行関係のドメイン知識も半端ないですし、実装面でももちろん実装力というところはとてつもないものはあるんですけれども、何が大事かとか実装する上でこういうシステムを作る上でここが肝になるよねとか、そういったところを押さえている方がすごい多いなと思います。
一方で年次の浅い方でも僕が新入社員だった頃に絶対持ってなかったような能力、自分のアサインされたタスクに向き合う力というか、それをどんどん掘り進めていくような自分でドライブしていくような力がすごい強いなと思います。
それでトータルでみるといい人が多いというか、すごい仕事が速い人が多いなというイメージがあって、未経験とか経験者に関わらずフォルシアで働くと結構面白い気がします。
面白い日常が待ってるよ、刺激的な日常が待ってるよ(笑)
おわりに
以上、2020年キャリア入社のエンジニア 田中柾伎さんへのインタビューでした。エンジニアとして多くの関係者の中で同じ方向を向いて開発を進めていく姿勢を感じました。また前職との共通点など複数の会社を経験したからこその視点があり興味深かったです。
フォルシアに興味を持ったという方はカジュアル面談を行っていますので下記のリンクからエントリーをお願いいたします。
松本健太郎
2016年度新卒入社のエンジニア 『実践Rustプログラミング入門』著者。
エンジニアとして開発業務の他に、技術採用・技術広報にも携わっている。
フォルシアではフォルシアに興味をお持ちいただけた方に、社員との面談のご案内をしています。
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※ 弊社社員に対する営業行為などはお断りしております。ご希望に沿えない場合がございますので予めご了承ください。