エンジニア視点でのプレゼンス向上を目指して ~フォルシア技術広報チームの取り組み~
こんにちは。経営企画室の伊藤です。
連日「世界陸上」で盛り上がっていますが、本日はフォルシアの中でバトンを受け渡しながら活動を紡いでいる「技術広報チーム」について紹介したいと思います。
技術広報チームとは?
フォルシアの技術広報チームは社内のワーキンググループの一つである「ブランド推進ワーキンググループ」内のチームとして活動しています。
このチームの特徴は、エンジニア社員による完全有志での活動であるということ。通常のエンジニア業務とは別に、技術力の発信・ブランディングに興味関心のある社員が自ら手を挙げて参加しています。
もともとはアドベントカレンダー企画(12月1日から25日まで1日に1つずつ、テックブログを投稿していくというもの)の推進・運営にあたって立ち上がった有志チームでしたが、活動を継続していくなかでミッションを再定義し、活動の幅を広げています。
技術広報チームのミッション
現在、私たちは下記の3点をミッションに掲げ、そのミッションが達成された「状態」とはどんな状態か?その状態にするためにはどんな「活動」が必要か?とブレイクダウンしながら自分たちの進む道を模索しています。
実際の活動は「テックブログの運営」や「協賛(スポンサー)活動」、「LT会企画・運営」、社内でのノウハウ共有のための「devゼミ開催」などではありますが、これらはあくまでも手段。手段にしばられることなくミッション達成に向けて動いていきたいという気持ちから、『どんな状態を目指したい?』という会話に重きをおいています。
具体的にはこんな活動をしています
目指すべき状態に合わせてとるべきアクションを考えています。
例えば、「フォルシアと『親和性の高い』エンジニアがフォルシアの存在を認識している状態」を目指すためには、そもそも『親和性の高い』エンジニアとはどういう方々なのかを言語化してチームメンバー内での共通理解を持ち、その『親和性の高い』エンジニアはどこにいるか?という観点からイベントへの協賛(スポンサード)を考えたり、テックブログのトピックを考えたりという感じです。
決して手段ありきの活動にならないように...と考えていますが、やはり対外的には「テックブログ」や「協賛(スポンサー)活動」として周知していくこととなるので、この2つの手段についても紹介させてください。
FORCIA Tech Blog
もともとアドベントカレンダーの推進・運営からはじまった技術広報チームですが、2018年のアドベントカレンダー発足時から運営の仕方は試行錯誤を重ね、現在はエンジニアのための情報共有コミュニティ「Zenn」を活用したテックブログの運営を行っています。
FORCIA Tech Blog
アドベントカレンダー企画の際は12月の1カ月にブログ投稿が集中し、年に一度のブログ祭りとして行っていましたが、テックブログを「みんなで」続けるための戦略として、現在は「月刊化(一年中アドベントカレンダー)」&「ユニットリレー企画」にて運営しています。運営方法の工夫についてはフォルシア主催LT会「Shinjuku.md #1」にてお話させていただいた「"書く文化"を仕組みで育てる──フォルシアの技術ブログ継続戦略」をご覧いただけますと幸いです!
協賛(スポンサー)活動
続いて、協賛(スポンサー)活動です。ともすれば「お金を出しているだけ」と思われてしまう活動ですが、決してそれだけで終わらせないのがフォルシア流です。
協賛先候補は自分たちのミッション・目指したい状態がかなえられるイベントであるかという視点をもってピックアップし、視点がぶれないように可視化した一覧をもとに検討しています。
スポンサー選定の際の一覧
ミッションや目指したい状態との関連度を一番重視していますが、プラスして「どれだけ社内を巻き込んでいけるか・盛り上げていけるか」という視点も大切にしています。例えば、日本PostgreSQLユーザ会(JPUG)主催の「PostgreSQL Conference Japan」ではPostgreSQLに興味関心の強い社員が当日スタッフとしてイベントへ関われるようにサポートしたり、LINEヤフー社主催の「いい感じにスピードアップコンテスト(Iikanjini Speed Up Contest)」、通称ISUCONでは社内参加チームの勉強会をサポートしてお祭り感を醸成しています。直近では、クラスメソッド社運営のZennでの記事投稿コンテスト「TypeScriptでやってみた挑戦・学び・工夫」へ協賛し、企業賞選定はエンジニア全体を巻き込んで220を超える記事の中からフォルシア賞の記事を選出しました!
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- ISUCON13 に向けたフォルシアでの取り組み ~高速化と技術イベントに対する想い~
- Zenn記事投稿コンテスト「TypeScriptでやってみた挑戦・学び・工夫」へ協賛しました
そんなフォルシアの協賛活動についてスポンサード方針や協賛レポートをまとめたページを作りました。
Sponsorship ~フォルシアの協賛活動~
自分たちが目指す状態に向けて、このページもどんどん豊かにしていければと思います。
さいごに
今回はフォルシア技術広報チームの活動を紹介させていただきました。
さらっとした紹介になってしまいましたが、その裏ではフォルシアエンジニアによるエンジニア視点でのプレゼンス向上を目指した試行錯誤が詰まっています。今後も目の前の手段やこれまでのやり方にとらわれることなく、『どんな状態を目指したい?』という想い、3つのミッションの達成を目指して活動していきたいと思います!
フォルシアの技術広報活動をきっかけに、フォルシアの名前を覚えていただければ幸いです。
伊藤 明日香
2021年中途入社
世界陸上がにぎわっていますが、世界バレーも熱いです。