検索プラットフォーム部エンジニアの吉成です。
フォルシアでは一昨年、昨年に引き続き今年もサマーインターンを開催しました。
開催方法については議論がありましたが、オフィスの様子や社員の雰囲気を直接感じてほしいという想いから「感染対策は万全にしつつ、オフィスに来ていただく」ということに決めました。
今年度は全3ターム各3名で合計9名の大学生・大学院生の皆さんに参加していただきました。
実を言えば、私は一昨年のサマーインターンをきっかけにフォルシアを知って入社しています。
当時はメンターをはじめとする多くの先輩社員たちに温かく歓迎してもらい、とても実りの多い時間を過ごすことができました。
今年の4月に入社し、5月にサマーインターン運営チームに入ってからは、より多くの学生の皆さんにより深くフォルシアを知ってもらうためにはどうすれば良いか、時折2年前を思い出しつつ考えてきました。
そこで本記事では、元インターン生でもあった運営メンバーの視点からFORCIA Summer Internship 2020を振り返ってみます。
FORCIA Summer Internship 2020 概要
3回目となる今年のサマーインターンは、好評だった昨年までのサマーインターンの特徴を引き継ぎつつ、内容をさらにブラッシュアップしました。
今年の開催コースは以下の5コースでした。
フォルシアの強みである検索に関連するコースはもちろん、ダイナミックプライシングなど、近年フォルシアが力を入れている技術に関連したコースも用意しました。
どのコースも社内トップクラスのエンジニアであるメンターと共に専門的な業務課題に取り組む、フォルシアならではのコースです。
- 検索アプリケーション開発コース
- Rustインメモリデータベース開発コース
- 自然言語処理コース
- Google Hotel Ads配信最適化コース
- ダイナミックプライシングモデル開発コース
課題内容はコース毎に異なりますが、各コース共通で下記のようなイベントも行いました。
コロナ禍でも安全に、かつできるだけ多くの社員と関われるよう全体的なスケジュールの工夫と調整を行いました。
- 社員とのランチ
毎日インターン生と社員とのランチをセッティングしました。5日間でできるだけ多くの社員と交流してほしいという想いから、インターン生とランチを食べる社員は毎日異なるメンバーを設定しました。また、5日間のうち1日は代表の屋代とランチを食べる機会も設けました。 - 中間発表会
インターン生とメンター、その他社員数人の少人数での、カジュアルな中間報告の場を設けました。5日間という短い期間で成果を出していただくための方針の確認や、専門性のあるインターン生と社員の深い議論に活用していただけました。 - 成果発表会
インターン生には最終日に5日間の成果を発表していただきました。在宅勤務の社員も参加できるよう、また会議室が密にならないよう、オンライン/オフラインいずれでも参加可能としました。 - 懇親会
成果発表会後にはお寿司とお菓子・飲み物を手に懇親会を行いました。感染対策で密を避けるため、複数の会議室に分かれ、途中で席替えをしながら懇親しました。
全日程を終えて
このような情勢の中でしたが、今年も非常に優秀な学生の方々に参加していただきました。
ご参加いただいたインターン生の皆さん、ありがとうございました。
インターン生の皆さんを見ていて特に印象的だったのは「キャッチアップの早さ・深さ」と「メンターと活発に議論を交わす姿」でした。
「キャッチアップの早さ・深さ」については、初めてみるフレームワーク、今まで知らなかった手法でも、期間内に調べ上げてしっかり成果につなげていて、私としても見習いたいところです。
2年前のサマーインターンでも周囲の学生の技術力の高さに驚いた記憶がありますが、今年のインターン生はそれ以上だったと思います。
また、「メンターと活発に議論を交わす姿」も非常に印象的でした。
どのコースのインターン生の皆さんも、自分の意見を主張する力と人の意見を聞いて取り入れる力の両方を発揮されていました。
弊社のメンター陣も、ハイレベルな学生と議論するのを楽しんでいるように見えました。
最終発表会は出社している社員も在宅勤務の社員も気軽に参加できるよう、会議室で発表をしながらそれをオンライン会議方式で配信するというやり方で行いました。
どの回でも多くの社員でにぎわい、時間ギリギリまでたくさんの質問が飛び交いました。
発表を聞いた社員からは、「ぜひ入社して今回のタスクの続きをやってほしい」「5日間という制約の中で優先度をつけて良い成果を出していた」といった声が上がっていました。
参加者の声
インターン生の皆さんからはさまざまな感想をいただきました。特に、複数の方が挙げられていた感想には以下のようなものがあります。
- 「課題は難しかったが、わからないところはメンターに気軽に相談できた」
今回のサマーインターンでは、インターン生の机をできるだけメンターの近くに配置することでメンターに相談しやすく、社内の雰囲気もわかりやすくなるようにしました。また、各インターン生用の Slack チャンネルを作成し、気軽に進捗の共有や質問ができるようにしました。
- 「毎日の夕会で他のインターン生のやっていることがわかって視野が広がった」
毎日 18:00 の夕会では、各コースのインターン生とメンターが集まり、進捗の共有や疑問点の確認等を行いました。
開催されたコースからもわかる通り、フォルシアのインターンでは検索を中心にさまざまな技術に強みや関心を持つ学生が集まります。そのため、毎日の夕会で自分の専門以外の話も聞くことができます。進行役として参加していた私も毎日勉強になりました。
- 「毎日のランチや休憩スペースなど、短い期間でも多くの社員と交流できた」
概要でも触れたとおり、インターン生とランチを食べる社員は毎日違うメンバーを設定し、すべてのタームにおいて代表屋代とのランチの機会も設けました。ランチでの交流を通して、フォルシアの雰囲気を肌で感じていただけたのではないかと思います。
また、インターン生はオフィス内の休憩スペースも自由に利用することができ、休憩中の社員と話したり、常備してあるアイスや飲み物で一息ついたりできるようになっていました。
今回参加したインターン生が書いてくれたブログでもサマーインターンの感想を読むことができます。
インターン期間中のイベントがどういうものだったのか、社内の雰囲気はどうだったのかのイメージがつきやすくなるかと思います。
- フォルシアサマーインターン参加記 - Python奮闘記 https://wattaihei1234.hatenadiary.jp/entry/2020/09/07/212808
本記事を読んでくださっている方々へ
フォルシアでは、強みである高速検索技術を磨き続ける一方で、インメモリデータベースの開発や自然言語処理、データ分析といった、より便利な検索のための周辺技術の研究開発にも積極的に取り組んでいます。
サマーインターンでは非常に多くのご応募をいただいたため、新卒採用の選考よりもかなり高い基準での選考となっていました。
今回のサマーインターンではご意向に添えない結果となった方や、サマーインターンには応募していない方も含めて、フォルシアに興味をお持ちの方は下記の「採用お問い合わせフォーム」からご連絡いただければ、社員と面談していただけます。
ぜひ私たちと一緒に、世の中を便利にするサービスを作り上げていきましょう!
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吉成 未菜里
新卒1年目のエンジニア。
MRO業界向けECサイトの運用・保守やサマーインターンの企画を担当。