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働き方が変わっても、エンジニアとして働き続ける ― 産休・育休からの復帰を経て

2026.09.11

社員インタビュー エンジニア

こんにちは。HR戦略部の芦田です。

9月となり、夏休みが明けて学校が再開する方やご家庭で新学期を迎えられた方も多いのではないでしょうか。
3月が期初となるフォルシアでは今月から下期を迎え、年度の折り返しを実感しています。

今回は、今年の春に産休・育休から復帰された入社7年目エンジニアのFさんにお話を伺いました。
入社からこれまでどのようなお仕事を経験してきたのか、産休・育休を経た復帰後の働き方や仕事との向き合い方、そしてこれから目指すエンジニア像について詳しくお聞きしました。

社員プロフィール

DSC06958.JPGエンジニア/2020年新卒入社

情報系の大学院の博士前期課程を修了後、2020年に新卒でフォルシアに入社。
Webアプリケーションの開発・運用・保守から新卒エンジニアの採用活動やサマーインターンの企画まで幅広い業務に携わる。2026年春に産休・育休から復職。趣味はピアノを弾くこととカラオケ。競技プログラミングをしていた時期もあります。

入社からこれまで、幅広い経験を積んで 

― Fさんは2020年に新卒で入社されてから、今年で7年目ですね。産休に入られるまでの間、どのようなお仕事をされてきたのか教えてください。

専門商社のECサイトを中心としたWebアプリの開発・運用・保守と、新卒エンジニアの採用活動の二軸で仕事をしてきました。
Webアプリの仕事では、新しい機能やアプリの開発だけでなく、既存の機能の追加改修、顧客とのコミュニケーション、日々の運用方法の改善なども含めて、担当する顧客やアプリに継続的に関わってきました。
また、フロントエンドやバックエンドの開発はもちろん、Linuxサーバ上での運用・調査、案件によってはAWSなどのクラウドインフラ構築も含めて幅広く担当してきました。
一方で、新卒エンジニア採用にも継続して関わっていました。技術力の高い学生に会社の魅力をどう伝えるかを採用担当者と一緒に考えたり、採用イベントやサマーインターンに携わったりしてきました。

― 幅広いお仕事を経験されてきたのですね。それらのお仕事の中で、特に印象に残っているプロジェクトはありますか?

新卒3年目から4年目の初めにかけて担当した、自社でサーバーを保有するオンプレミス環境からAWSのクラウド環境にアプリを移行するクラウドリフトのプロジェクトです。
長年運用されてきたアプリケーションだったため、単にインフラをAWSへ移すだけではなく、クラウドリフトを機にアプリケーションの実行環境も見直し、コンテナ化やKubernetesを利用した構成への移行なども行いました。

また、これを機にAWSについて体系的に学んでみたいと考え、AWS認定資格もいくつか取得しました。
それまではアプリの中身の実装を中心に担当していた自分が、インフラやアプリの実行基盤にかかわるようになり、顧客のアプリの動作全体やチームの開発環境まで意識して対応するようになったという意味で、ターニングポイントになったプロジェクトだと思っています。

yoshinariさんAWS合格証.png案件が終わった後も継続的に勉強し、産休前にはAWS Certified Solutions Architect - Professionalも取得しました。

産休・育休を経て、再びエンジニアとして 

― その後、約1年間の産休・育休を経て今年の春に復帰されました。現在はどのようなお仕事を担当されていますか?

産休前に担当していたアプリの運用・保守に加えて、復職後からは、別のお客様のアプリの開発・運用・保守にも携わっています。
どちらもECサイトという点では共通していて、技術的にも似ている部分はありますが、システム全体の構成やお客様との関わり方には違いがありますね。
新しく担当になったアプリについては、これまでの経緯や仕様を日々キャッチアップしながら取り組んでいます。

― 時短勤務で限られた時間の中でキャッチアップを進めるのは大変だと思いますが、復帰にあたって不安だったことはありましたか?

復帰前に一番不安だったのは、体力的についていけるかということでした。
時短勤務で勤務時間が6時間に減るとはいえ、その6時間の中で、休業前に担当していた業務を思い出したり、新しい業務をキャッチアップしたりしながら、自分のタスクも進める必要があります。
また、対応できない時間帯が増えるため、自分が不在でも仕事が進められるよう、以前よりこまめに情報共有する必要もあります。
もちろん、勤務時間外には育児や家のこともありますし、まだ子どもが小さいので、子どもの夜間対応もあります。
仕事はもちろんですが、生活全体を含めて無理なく続けられるかはかなり不安でした。
技術的なキャッチアップについては、休業中の1年間で生成AIの活用が一気に広がったため、開発環境の変化についていけるかが不安でした。

― 復帰されてからの数ヶ月、まさに怒涛の日々だったのではないでしょうか。実際に現場に戻られてみて、率直な実感はいかがですか?

体力面は思っていた通り、それなりに大変でした。仕事と家庭の両方で、今でも試行錯誤しています。
仕事は限られた勤務時間の中で進めなければなりませんし、帰宅後は育児や家事があるので、以前と同じような働き方はできないなと実感しているところです。
AIを使った開発についても、キャッチアップの負荷や工夫して自分の業務に適用する大変さは確かにあります。

一方で、自分が復帰前に想像していた以上に助けられている面もあります。
今は勉強や調査にまとまった時間を使うことが、産休・育休に入る前よりも難しい状況です。しかし、これまでの業務で積み上げてきた技術的な知識や経験を生かして、AIに相談しながら効率よく調査したり、理解を深めたりできる場面が増えました。
時間がない今だからこそ、恩恵を受けている部分も大きいと感じています。
ちなみにこの回答も、復帰後に考えていたことをAIと一緒に棚卸しして作りました(笑)。

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― 仕事の話から少し離れますが、休日はどのように過ごされていますか?

土日のどちらか1日は家族で出かけて、もう1日は家事を片付けつつ、休息も取っています。
お出かけの定番は大きな公園です。この間は立川市の昭和記念公園周辺に行きました。
子どもが最近外靴を履いて歩けるようになったので、のびのびとお散歩できる場所を選ぶことが多いです。

mitenef677197c-6e84-4f49-b2e9-3e3384238918.jpg週末は家族と一緒にリフレッシュ

限られた時間の中で、チームで仕事を進める 

― 現在の働き方は、以前の裁量労働制とは異なる部分も多いかと思います。仕事とご家庭を両立するために、時間を有効に使う上で意識していることはありますか?

一番意識しているのは、決まった時間までに仕事を終えられるよう、その日のうちに何を必ず終える必要があり、何は翌日以降でもよいのか、優先順位と段取りを考えることです。
裁量労働制で働いていた頃も近いことはしていましたが、忙しい時期はつい段取りが疎かになったり、段取りを考える時間や頻度にばらつきがあったりしました。
今は毎朝出勤したら、持っている仕事の優先順位と、今日・今週の仕事の段取りを最初に決めてから取り掛かっています。
もちろん緊急の対応などでその通りにいかない日もありますが、当初の段取りとの差分を考えることで、リカバリーの計画も立てやすくなりました。

― 限られた時間の中で成果を出す上で、チームや周囲のメンバーとはどのように協力・連携していますか?

仕事を自分だけで完結させようとせず、考えていることや状況を早めに共有するようにしています。
例えば、以下のようなことを心がけています。

予定通りに終わらない可能性が出た時点で、早めに伝える
(明確な遅れが出てからではなく、予防線を張る段階でチームメンバーへ共有)
退勤1時間前に引き継ぎ事項を確認する
(区切りが悪くても共有し、必要であれば文面を作成)
翌朝対応できそうな問い合わせを前日のうちに拾っておく
(チケット一覧やSlackを事前にチェック)

自分が対応できない時間があることを前提に、チーム全体で仕事が止まらない状態を作ることを意識するようになりました。

― ご自身の工夫だけでなく、周りのサポートもあってこそ成り立っているのですね。そうした柔軟な助け合いができるのも含めて、エンジニアという職種ならではの「働きやすさ」を感じる場面はありますか?

チームやお客様への貢献の仕方にたくさんの種類があるところに、エンジニアの働きやすさを感じています。
エンジニアの仕事は、実装だけではありません。調査、レビュー、障害対応、運用改善、お客様とのコミュニケーション、ドキュメント作成など、必要とされる時間もスキルも、頭の使い方も異なるたくさんの仕事があります。
もちろん、タイミングによっては特定の種類の貢献が必要な場面もありますが、貢献の仕方を選びやすいのは、エンジニアという職種のメリットの一つだと思っています。

特に、私の所属部署は少人数のチームで特定のお客様のアプリに対して広い責任範囲を持っています。そのため、なおさらこうした働き方のメリットを感じています。
今は、勤務時間外の障害対応や夕方の社外会議への参加は難しくなりました。しかし、新卒入社時からの経験を生かした調査や運用改善など、別の形で貢献できるのはありがたいです。
もちろん、私が対応できない時間帯を支えてくれているチームメンバーのおかげでもあるので、チームメンバーへの感謝は常に意識しています。

― チームのサポートや職種的な働きやすさがある一方で、大変だと感じる部分もありますか?

一番大変だと感じるのは、やはり時間の制約です。
やりたいことや、自分が対応したほうがよいと思うことがあっても、勤務時間や家庭の都合で対応できないことがあります。
特に、夕方以降の会議や勤務時間外の障害対応など、自分ではコントロールしづらい時間帯に発生する仕事については、チームメンバーに頼らざるを得ません。
また、子どもの体調などで思うように働けないことも増え、自分一人で完結させる前提で仕事を組み立てることも難しくなりました。
以前なら自分で対応できたのに、と思いながらチームメンバーに仕事をお願いするときは、今でももどかしさを感じます。
しかし、できないことを無理に抱え込むよりも、早めに共有したり、自分が対応できる時間帯や場面で補ったりしながら、チーム全体で仕事を進めることが大切なのだと今は考えています。

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これからも、エンジニアとして働き続けるために 

― これからエンジニアとして、どのようなキャリアを築いていきたいと考えていますか?

これまで仕事をしてきて、特定分野の専門家になるよりは、Webアプリケーション全体を広く理解し、必要に応じてクライアントサイド・サーバサイドの実装から、データベース、クラウド・オンプレのインフラまで横断して課題を解決できるエンジニアを目指すほうが自分に合っていると考えています。
これまでの経験を生かしつつ、育児と両立しながら長くエンジニアとして働き続けられるキャリアを築いていきたいと思っています。

 これからエンジニアを目指す学生の皆さんへ、先輩エンジニアとして伝えたいことはありますか?

私自身、学生時代は「ソフトウェアエンジニアになりたい」と漠然と思っていたものの、「こういうエンジニアになりたい」という明確な目標があったわけではありませんでした。
ですが仕事を始めてから、必要に迫られて新しい技術を学んだり、実際に案件で使ったりする中で、自分の得意なことや面白いと思えることが少しずつ分かってきました。
学生時代からエンジニアとしての専門分野や目指すキャリアを一つに決めきれなくても大丈夫だと、私は思っています。
仕事をしながら学び、経験を重ねる中で、できることや興味のあることは少しずつ増えていきます。
それはある特定の技術分野かもしれませんし、問題の見つけ方や調べ方、人に分かりやすく伝える力、周囲と協力して進める力のような、もっと広い意味を持つ強みかもしれません。
早い段階で決めきれないことにあまり引け目を感じすぎず、まずは自分が面白いと思えることや、目の前の課題に向き合ってみてほしいです。

― 先輩エンジニアとしての温かいアドバイス、とても勉強になりました。今日は本当にありがとうございました!

この記事を書いた人

HR戦略部 芦田 紫里

だいぶ涼しくなってきたので、公園巡りやフルーツ狩りなど秋らしいことを楽しみたいです。

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