こんにちは。HR戦略部の芦田です。
日常生活でお困りごとがあれば何でもAIに聞いてみよう!となる時代。では、フォルシアのエンジニアは普段どのようにAIを用いて開発を行っているのでしょうか。
本日は、社内でもいち早くAIの活用を始めた入社9年目のエンジニアの籏野さんのインタビューをお届けします。
社員プロフィール
工学部を卒業後、2018年に新卒で技術職としてフォルシアに入社。開発業務に加え、社内の困りごとを解決するアプリの開発や技術ブログの執筆などにも取り組んでいる。2歳を過ぎた子どもの生活リズムに合わせ、最近はすっかり早起きになりました。
(インタビュアー:HR戦略部 井上なつみ)
本記事で登場するAIツールについて
AIエージェントとは与えられた目標に対して、自律的に必要な情報を収集し、達成のための計画を立て、それらを実際に遂行し、成果物の検証を行うAIツールのことです。
現在、様々なAIエージェントが提供されていますが、フォルシアで主に使われているAIエージェントは以下の通りです。
- OpenAI
- ChatGPT / Codex
- Anthropic
- Claude
- Gemini
- GitHub
- GitHub Copilot
AIエージェントの使い分け方については模索中の部分も多くありますが、各人が業務においてAIエージェントを活用する場面は確実に増えてきています。
フォルシアのAI活用のきっかけ
ー 籏野さんは新卒でフォルシアに入社されて今年で9年目ですね。これまでのキャリア変遷と現在どのような業務を担当されているか教えてください。
籏野)2018年に新卒で入社した後は弊社が提供する「Spook」を用いた開発を行い、福利厚生系企業や旅行比較サービスの案件に携わりました。ここ数年はSaaS型サービスである「webコネクト」の開発にも携わっており、昨年度から今年度にかけてはAIを用いた新規開発に取り組んでいます。また今年度からは「AIによる開発ワークフローを整備する」ことを目的に掲げたチームのリーダーをしています。
ー 社内でも早い段階からAIを活用した開発に取り組まれていましたよね。いつ頃から使い始めたのですか?
籏野)プライベートでは、元々ChatGPT等を調べ物に少し使っていた程度だと思います。開発での本格的な利用開始は2023年の5月頃からでした。当時はGitHub Copilotの登場からおよそ1年というところで、世間の評判の高さやビジネスプランの登場などにより、まずは開発のための補助ツールとして利用してみるところから始めていくことになりました。
AIを活用した開発の現在
ー 普段、AIをどのように活用して開発しているのでしょうか。
籏野)一番AIを活用しているのはやはり開発業務です。仕様のまとめや設計作業、実際のコーディングに至るまで多くの場面でAIと一緒に開発を進めています。
また私の場合は、AIを開発だけでなく日々のタスク管理にも活用しています。始業時間になるとAIからSlackにTODOリストが送られてくるので、それを見て今日やるべきことを決めています。また、業務終了時に勤怠を入力するといった定型作業についてもAIに任せており、様々な場面でAIを活用しています。
ー どのような1日を過ごしているのか、1日のスケジュール例も教えてください。
籏野)私が携わっているのは「プロダクト開発」といって今後webコネクトで提供していく機能の開発を行っていく分野が中心です。そのため、現在はお客様との打ち合わせの機会はほとんどなく、社内のディレクションとの仕様確認やプロジェクトの進捗共有のMTG(ミーティング)にいくつか出る以外は開発に集中して取り組めています。日によっても異なりますが、体感としては1日の業務の半分以上は開発を行えている印象です。
ー そもそも、フォルシアではどういった業務でAIを活用しているのでしょうか。また、どのようなツールをどのように使い分けていますか?
籏野)フォルシアで使われているAIエージェントはClaude/OpenAI/Geminiです。社内にAIエージェントが大きく広まったきっかけがClaude Codeを用いた開発の導入だったので、開発業務にはClaude Codeを用いていることが多い印象でしたが、最近はOpenAIのCodexを使う人も増えており、好みや自身のやりたいことに合わせて各々が使い分けていると思います。さらに、エンジニア以外の職種の方のエージェント利用も増えてきていて、エンジニアに聞かずともソースコードを見て仕様を把握したり、調整した仕様をまとめてエンジニアに連携するなどしており、工夫の幅が広がっているなと感じます。
ー フォルシアでは、AIをどのような場面で活用しているのでしょうか?
籏野)開発にはもちろんですが、そのほかにも「考えを整理する」という場面でAIは大きく活用されているような気がします。わからない用語を調べるといった簡単な使い方はもちろん、お客様からの要望や接続するシステム、業界特有のロジックなど複雑な情報を整理・図式化する際にも活用しています。これまで手作業で多くの時間をかけていた部分を大幅に効率化できていると思います。
ただ、AIができることはあくまで「手を動かす」部分だと考えています。もちろん一般的な知識や知見であればAIも学習し利用できるのですが、特にフォルシアが関わっているような旅行業界のシステムでは業界特有のロジックが複雑に絡み合っています。それらを紐解くには必要な情報を人間が集めたうえで、AIを用いて素早く整理していくという+αの工夫が求められているような気がしています。
AIは開発をどう変えたのか
ー 具体的な開発エピソードがあれば教えてください。
籏野)既存システムを新しい技術基盤へ移行するプロジェクトに参加することになりました。通常であれば、ソースコードをすべて確認し実装されているロジックをすべて抽出したうえで別言語で実装し直すという途方もない作業が発生するはずだったため、元々の作業ボリュームも大きく見積もられていました。
ただ、ある意味既に動いているアプリという「正解」がある状態でAIを利用することは非常に効果が高く、スムーズに移行を進めることができました。結果として、半年から1年以上かかると見積もられていたプロジェクト期間を大幅に短縮して、2~3ヶ月程度で終わらせることができました。
ー それはすごいですね。AIはこれまでのエンジニアの開発のあり方を変えたのでしょうか。籏野さんはどう思いますか?
籏野)大きくは変わってないのかなと感じています。もちろんAIを使うことで効率化を図れる場面は非常に多くありますし、私自身、自分がコードを書く場面というのは大きく減ってきた実感があります。
ただ、振り返ってみるとやっていることは「要望の抽出→設計→実装→テスト」というサイクルを回しているだけで、これはAIが登場する以前と何も変わっていません。ここを見誤ってAIを「なんでもできる魔法のツール」のように考えていると大きな失敗に繋がってしまうのではと考えています。
ー なるほど、本質は変わっていないと感じているんですね。では、AIを活用する時代になった今、これからのエンジニアに求められる力はどのようなものだと思いますか?
籏野)先ほども言ったように、エンジニアが自らコードを書く機会というのは減ってきました。ただ、それが自ら考える機会が失われていることとイコールかというと、そんなことはありません。
極端な話をすれば、キーボードをたたいていたのがAIに取って代わっただけであり、その分自分たちが開発するシステムをどのように組み立てるのか、またそれを使ってどのようにお客様、さらには世の中に貢献していくのかを考える時間が増え、同時に考えなければならなくなったのだと思います。
今後は単純にコーディングができるというだけでなく、要求されていることの本質を見極めてそれをどのように実現していくのかを組み立てていく力が求められていくと思います。
「キーボードをたたいていたのがAIに取って代わっただけ。その分、何を作るべきかを考える時間が増えた」
ー ところで、籏野さんのチームは絶賛採用活動中ですよね。どのような人に来てもらいたいですか?
籏野)私のチームは社内のAI開発フローの整備を目標として掲げています。これは単純にすべての業務をAIに置き換えるのではなく、より本質的な部分に社員が集中するための土台を作ることが重要だと考えています。
何が求められているのかを見極めて、使いやすい形で周囲に広げていけるような方にぜひ来ていただきたいです。
ー 最後に、就活生に向けてメッセージをお願いします。
籏野)AI時代に突入し、仕事のあり方も大きく変わっている時代ですが、その分まだまだ仕組み化されていないことも多くあります。
そんな時代だからこそ、就活生の皆さんが会社に入ってからできることは多くあるような気がしています。自分には何ができるのか?どのような役割を果たせるのか?を考えて就活に励んでほしいと思います。
おわりに
AIを積極的に活用しながらも、「何をつくるべきか」「どう実現するか」を考え続ける――そんな開発スタイルに興味を持っていただけた方は、ぜひ一度フォルシア社員とお話ししてみませんか。
フォルシアでは通年でエンジニア職の採用を実施中です。
カジュアル面談など、社員と話せる機会や社員の話を聞ける機会を定期的に設けています。興味を持った方は以下のフォームよりぜひお気軽にご連絡ください。
芦田 紫里
HR戦略部
ここ最近はchatGPTに日々相談しながら、二人三脚でのダイエットを頑張っています。
フォルシアではフォルシアに興味をお持ちいただけた方に、社員との面談のご案内をしています。
採用応募の方、まずはカジュアルにお話をしてみたいという方は、お気軽に下記よりご連絡ください。
※ 弊社社員に対する営業行為などはお断りしております。ご希望に沿えない場合がございますので予めご了承ください。


