こんにちは、フォルシア広報担当です。
新年度が始まり、フォルシアも活気にあふれています。フォルシアでは毎年2月、一年を締めくくる「期末全体会議」を実施し、その年度に最も素晴らしい貢献をしたプロジェクトや個人を称える「年度末表彰」を行っています。
今回のFORCIA CUBEでは、2025年度のMVP(フォルシアに最も貢献した個人)を受賞した、エンジニアの井上輝義さんへのインタビューをお届けします。若手から中堅へと成長を遂げ、今やフォルシアの技術を支える中枢となりつつある井上さんの、仕事へのこだわりや受賞の舞台裏に迫りました。
2025年度MVPを受賞したエンジニアの井上輝義さん
フォルシアの年度末表彰とMVP選出の裏側
フォルシアのMVPがどのように選ばれるのかを簡単にご紹介します。
フォルシアの年度末表彰には、ビジネスを牽引したプロジェクトを称える「Project of the Year (POY)」や、評価された顧客チームに贈られる「Deal of the Year (DOY)」などがありますが、MVPはそれらとは異なり、各部室長からの推薦に基づき、役員を含めた部室長会議での議論を経て選出される特別な賞です。現場と経営陣の両方からその実力を認められた個人に贈られます。
2025年度、井上さんへの推薦メッセージ
今年度のMVPを決める部室長会議では、井上さんのプロジェクト推進力に対して、以下のような高い評価が集まりました。
「複数のプロジェクトにおいて、予約・電子クーポンなどシステム横断の推進役を果たした。単一プロジェクトに留まらず、複数案件・複数プロダクトを横断しながら、全体最適の視点で前進させたその姿勢は、まさに今年のフォルシアを象徴するものだった」
「印象的だったのは、対外的なインターフェースの"あるべき姿"を明確に示し、粘り強く、そして妥協することなく、webコネクトの進むべき方向を提示し続けた点。目の前の課題に対応するだけではなく、将来の姿を見据えて、構造設計する。その姿勢と実行力は、MVPにふさわしい資質を十分に備えている」
2025年度 MVP受賞社員紹介
社員プロフィール
エンジニア 井上 輝義(いのうえ・てるき)/2021年新卒入社
東京大学教養学部を卒業後、2021年に新卒でフォルシアに入社。学生時代から競技プログラミングに親しむ。 入社後は高い技術力と冷静な分析力を武器に、大規模な旅行予約システムのAPI設計や基盤構築において中心的な役割を果たす。趣味は麻雀、謎解き、ボードゲーム。
5年ぶりの「新卒MVP」に感じた喜び
――MVP受賞、おめでとうございます!新卒入社のメンバーが受賞するのは5年ぶりですね。当日、名前を呼ばれた時の心境はいかがでしたか?
2024年度から2025年度にかけては、自分なりに重要なポジションで責任のある仕事ができているという自負があり、少しだけ意識はしていました。ただ、いざ名前を呼ばれたときは、純粋に嬉しかったですね。新卒で入ってからこれまで積み重ねてきたことが、形として認められたのだと感じました。
MVP受賞の発表後、喜びが爆発する井上さん
――2025年度は特にどのような業務に注力されていましたか?
主に、社外へ公開する想定の旅行素材予約API(※異なるソフトウェアやWebサービス同士がデータや機能を共有・連携するための窓口やルール)の設計や基盤構築に携わっていました。 これは、これまでのフォルシアが取り組んできたものとはまた異なる形態の新しいビジネスを始める、まさに「最初のフェーズ」でした。そのため、技術的な設計に取り掛かる以前に「そもそもどういうビジネスモデルで、どうお金と人が動くのか」を深く理解するところから始める必要がありました。
APIは外部のユーザーが直接触れるものなので、仕様の「理解しやすさ」や「使いやすさ」には徹底的にこだわりました。自分が設計したAPIの項目一つひとつがビジネスに直結するため、非常に責任の重い仕事でしたが、その分やりがいも大きかったですね。
――新しいビジネスモデルの構築には、ビジネスサイドや他部署との連携も不可欠だったと思います。プロジェクトを進める中で、印象に残っていることはありますか?
今年度携わった大型のプロジェクトは、私一人の力では絶対に成し遂げられませんでした。特に、プロジェクトマネジメントや調整を担ってくれたメンバーの存在は本当に大きかったです。 例えば、一緒にプロジェクトを中心となって進めたディレクションの増田さんなどは、キャッチアップのスピードが本当に凄まじくて。エンジニアと同等レベルで仕様を考えることができるし、頭の回転がめちゃくちゃ早いんです。システム間の複雑な関係性をしっかりと把握した上で、お客さまとのタフな調整もこなしてくれる。いろんなところに顔を出してプロジェクトを円滑に進めてくれる圧倒的な仕事量を見て、「増田さんが2人いるんじゃないか?」と思うくらいでした。
そうした周囲の強力なサポートや、ビジネスサイドの熱量があったからこそ、自分は技術的な「あるべき姿」の追求に集中できたのだと感謝しています。
2人分以上の活躍をする増田さん
ディレクション担当 増田 亮(ますだ・りょう)/2024年キャリア入社
停滞を恐れず、状況を進展させるリーダーシップ
――「曖昧な要件でも方向性を示す姿」が評価されていました。日々の業務で意識していることはありますか?
「不確実性と向き合い、状況を進展させること」です。外部システムとの接続に際して詳細が不明な場合には、あらかじめ「もしAという仕様だったら嬉しい、Bだったら厄介だ」と仮説を立てて、あらゆる未来を想定しながら、その中でもできるだけよい未来になるようにことを進めています。、また、システムの仕様が決まっていない場面では、単にメリットとデメリットを列挙して終わるのではなく、「こういう評価軸を優先して、私はこうすべきだと思います」と一歩踏み込んで提案するようにしています。
また、複数のシステムやチームが絡む開発では、各々が自分の視点から意見を述べるだけで議論が停滞し、意思決定まで至らないことがあります。そうした時は、何が解決すれば状況が動くのかを冷静に整理し、自分たちの役割にこだわらず「このまま決まらないとまずいので、こうしませんか」と、自ら意思決定の責任を負う覚悟でエスカレーションすることを心がけています。
――そのような「自ら動いて決定していく」姿勢は、入社当初からお持ちだったのでしょうか?
いえ、転機になったのは入社2年目の時です。仕様が決まっていないバグの修正を任されたことがあったのですが、そこで「自分が動いて仕様を明確にしないと、いつまでも自分の仕事が終わらない」という当たり前のことに気づいたんです。それ以降、それまでの受け身の姿勢から、不確定なものを整理して自ら決定へと導く姿勢に変わりました。将来の自分やチーム、そして会社が後々ひどい目に遭わないように、今できる最善のアクションを取って少しでも良い状態を目指し続けることが、良いものづくりには欠かせないと考えています。
4月の新入社員歓迎会で乾杯の音頭を取った井上さん
2026年度の抱負
――最後に、これからの目標を教えてください!
フォルシアのプロダクトがさらに拡大していく中で、システム全体のアーキテクチャやAPIの設計は、今後より一層重要になってくると考えています。目先の要件を満たすだけの対応ではなく、長期的な視点で「システムとしてどうあるべきか」を常に問い続けながら、堅牢で使いやすく、かつ拡張性の高い基盤を作っていきたいです。
また、これからは自分が培ってきた技術や知見をチームや後輩たちにもしっかりと還元し、会社全体の技術力底上げにも貢献していけたらと思っています。フォルシアがさらに成長していけるよう、エンジニアの視点からプロダクトを支え続けていきます。
井上さんの、冷静ながらも情熱を持ってプロダクトと向き合う姿勢。「あるべき姿」へのこだわりが、これからのフォルシアをさらに進化させてくれるに違いありません。井上さん、改めてMVP受賞おめでとうございます!
インタビュー後記
高い技術力と冷静な分析力を持ち合わせながらも、決して驕ることなく、周囲のメンバーへの感謝とリスペクトを忘れない井上さん。インタビューの中で「周りに助けられた1年だった」と笑って語る姿からは、職種の垣根を越えてチームでプロダクトを創り上げる「フォルシアらしさ」が垣間見えました。井上さんの今後の活躍にご期待ください!



