旅行会社出身のITコンサルタントが注目　観光DXのトレンドは？

こんにちは、ITコンサルタントの田澤です。

私が従事するフォルシアのITコンサルタントは、お客様のビジネスにおける様々なDX課題を解決するべく、日々奔走しています。私自身も、フォルシアで現在の職に就く前は、複数の旅行会社で企画、営業という立場でDXの課題に直面してきました。

今回はそんな私が、先日フォルシアが出展した「観光DX・マーケティング EXPO」の中で印象に残った観光産業のDXトレンドについて所感と共にお伝えできればと思います。

「観光DX・マーケティング EXPO」とは

今回私たちが出展した「観光DX・マーケティング EXPO」は「観光課題を一気に解決するデジタルソリューションが一堂に」というテーマのもと、そのようなサービスを提供している業者がブース出展をしてPRを行う展示会です。旅行会社、交通関係業者、宿泊、観光施設等関係者、自治体・DMOなどの観光産業に携わる方々が、自社の課題を解決するソリューションやヒントを探しに来場されます。

今回の開催は、記念すべき第一回ということで、業界の注目度も高いイベントでした。 フォルシアは、観光関連事業者向けのプラットフォームである「webコネクト」を中心としたサービスを引っ提げて参加しました。

会場の様子

3日間の開催期間中、会場の東京ビッグサイトには非常に多くの来場客が訪れ、賑わいを見せました。多くの観光関連事業者がDXというテーマに対して、何かしらの課題なり関心なりをもっていることがうかがえて、出展する立場としては身が引き締まる思いでした。

私は、開催期間中はほとんど自社のブースでご案内をしていたのですが、隙間時間に会場内を周遊することができましたので、その際に私が特に気になったキーワードを3つご紹介します。

個人的！観光DXの注目キーワード

キーワードその１：宿泊業者向けSaaSなどのサービス

宿泊施設では、コロナを経て人材不足が課題となっております。そこにインバウンドの波も来て、その問題が加速している現状です。
今回の展示会は、宿泊施設の顧客の予約管理、電子チケットの決済、発行のシステムなど、Web上で多くの業務にかかわる課題が解決できるサービスを提供する事業者が多く見られました。
またキャンセル代の請求、回収にかかるサービスの提供などもあり、少ない人員で戦うことができる提案が目立ちました。

キーワードその２：ARやVRを使った新しい観光案内

AR、VRでの観光案内のサービスを提供する事業者も多かったです。
こちらも観光地では、現地での観光案内をする人手が足りなく、課題になっています。観光案内は多くの知識などが必要になり、人員を育てることに時間がかかりますが、このようなサービスがあれば、いつでもその土地の魅力をその場で伝えることができそうですし、若年層も「これなら試してみるか」と気軽に体験に手を伸ばしてくれることが期待できそうです。

 キーワードその３：ビッグデータを用いたデータの提供

携帯電話の利用データやSNSへの投稿データをもとに観光客の動向を分析し、その分析結果をもとに、戦略をコンサルタントするなどのサービスが増えてきました。確かなデータがあれば、エビデンスに基づいた観光戦略を練ることができそうです。

------------------
この3つのキーワードだけでも、コロナ禍後から観光産業を取り巻く環境が大きく変化していることがわかります。
会場内では、このような新たな技術でサービスを提供するブースのほか、ドローン、電動キックボードなどの新たなツールに関する出展ブースに多くの人が集まっている様子が見られました。

観光DX課題へのフォルシアのソリューション

そんな気になるキーワードが飛び交う中で、フォルシアは観光関連事業者様がもつDX課題におけるソリューションとして、商品販売プラットフォーム「webコネクト」をご案内しました。「webコネクト」は、旅行の予約、検索、在庫登録、会員システム、決済などを一括で行うことができるシステムです。
実際に私たちのブースで足を止めてくださった旅行会社の方や宿泊事業者の方からは、「自社のサービスを広く売っていきたい」「予約まで一括で行うシステムが欲しい」というような声が聞かれました。

webコネクトは、高速な検索や、電子チケット発行、決済という機能を活用して、観光関連事業者様の様々な課題を解決してきました。実際のお客様の声もぜひご覧ください！

さいごに

今回は、先日出展した「観光DX・マーケティング EXPO」で私が注目したキーワードをピックアップしてご紹介しました。

フォルシアでは、今後もお客様と直接対話できるイベントに出展する予定です。その際には、ぜひトレンドの情報交換をさせていただけると嬉しいです。