こんにちは。広報の伊藤です。
突然ですが皆さんは、自分の所属する会社のことを第三者へ紹介する際、どんな言葉で表現しますか?就職活動を控える学生の皆さんは、会社のことをどうやって知りますか?
フォルシアでは先日ブランディング動画を公開しました。
この動画では、
- フォルシアのミッション
- 創業時からの事業領域
- フォルシアの武器である独自技術
- 追い求めるものや、事業の広げ方
- これから見据える世界観
について、約3分でお伝えしています。
今回は、どうしてブランディング動画を作ろうと思ったのか、制作においてどんな点にこだわってきたのかをご紹介します。
フォルシアってなにもの?
私はキャリア入社で、昨年6月に広報担当としてフォルシアに入社しましたが、入社前は「フォルシア=検索エンジンの会社」という程度にしか理解できていませんでした。そんな私が入社して早々にいただいたミッションは、「フォルシアのエクイティストーリー(会社の投資魅力を投資家に対して、分かりやすく整理して伝える対外説明)」を作ること。まさに、会社を伝えていく要の資料です。
が、しかし、私自身が「フォルシアってなにもの?」にうまく答えられない――
そんな状況への直面、これがブランディング動画制作の発端でした。
「ブランディング動画制作までの道のり」なんて副題をつけてしまいましたが、その裏にあるのは、「新米広報担当がフォルシアを伝えられるようになるまで」の物語です。(まだまだ伝えられるという域には達していませんが...)
まずやるべきことは?
私がやりたい、やらねばと思ったことはこの2点。
- フォルシアとはなにものなのか、なにを目指している会社なのかわかりやすく伝えたい
- 誰でも同じように説明できるような再現性のある状態にしたい
この状態をつくるために必要なことは何であるか?
選択すべき手段とは何であるか?
旅行予約サイトなど、皆さんもフォルシアが手がけた検索システムを搭載したwebサイトを知らず知らずのうちに利用されたことがあるかもしれませんが、まだまだ一般的な知名度は低い企業です。当たり前のことですが、まずは「フォルシアってなにもの?」を明文化することからはじまります。そしてこれが最難関ポイントです。
創業時からの想いも、私たちが取り扱っているサービス・プロダクトも目には見えないものです。特に想いの部分は、実際の対話の場で気持ちを込めて話せば伝わることでも、テキストとして表すとよくわからなかったりもします。さらに、BtoBでのIT企業あるあるなのかもしれませんが、ITという比較的何でも領域を広げやすいタイプの事業領域であることから、何屋さんなのかが不明瞭になりがちです。「無農薬の野菜を扱う八百屋です」だったり、「国産のお肉だけを扱う肉屋です」というわけにはいきません。
社長、COOをはじめとする役員陣と何度も会話を重ね、就職活動時のエントリーシートかのごとく、我々はなにものであるのか?何を大切に考え、どこに向かっているのかを考え続けた2021年下半期。想いや提供サービスをテキストにしていく、目に見えないものをテキストにしていく難しさに立ち向かうとともに、同時並行でどうやって伝えていくのか?といった手段も考えます。
伝えていくための手段とは?
手段として最初に思いつくのは、すでにあるコーポレートサイト。
会社のことを知ろうと思った時、一番最初に見に行く媒体かと思います。
もちろん、プッシュ型のTVCMだったり、交通機関での広告、webサイト上のリスティング広告、イベント・セミナー出展などなど、発信手段は非常に多くあります。その中でも、一丁目一番地はコーポレートサイト。プッシュ型の発信手段と違い、サイトに来訪いただく方は少なからずフォルシアに興味を持ってくださっている方。そんな方々へしっかりと伝えていくことから始めて行きたい――
そんな思いから2022年1月にコーポレートサイトの企業情報ページをリニューアルし、我々はなにものであるのか、なにを目指しているのかを、そして2月にテクノロジーページを新設し、提供しているサービス・プロダクトを形作る基盤技術や開発体制、品質への想いを発信するに至りました。
考えに考え抜いて紡いだ言葉たちなので、わかりやすく伝わるものになっている――
と、思う反面、やはりテキストだけでは直感的に伝わらなかったり、印象に残らないかもしれないという気持ちもゼロではありません。
ほかにできることはなんであるか?
目に見えない想いや目指す姿を言葉として読めるカタチにしたうえで、
さらにわかりやすく、再現性のある状態とは――
そうです、ブランディング動画です。
テキストを読んだだけではピンとこないかもしれないという懸念に対し、ナレーションと映像とで視聴者に直感的にイメージをもってもらうことができるうえに、印象的な映像は記憶に残りやすくなるかと思います。さらに、動画には繰り返し見ること・利用することができるという再現性があるため、説明する人によって内容が左右されることもありません。
まずは動画を見ていただき、「フォルシアってなにもの?」のイメージを膨らませ、そのうえでコーポレートサイトの各ページを回遊していただければ、届けたいメッセージが伝わりやすくなるのではないか――
そんな期待感をもって、ブランディング動画制作をスタートさせました。
見せるって難しい!
ブランディング動画を作り始めてすぐにぶつかる壁、何を見せたら良いのか――
八百屋さんやお肉屋さんなら自慢の商品や店構えを見せていくことになると思いますが、フォルシアはIT企業。売っているものはサービスなので売り物自体にカタチはありません。そしてフォルシアらしさを突き詰めて考えた「フォルシアってなにもの?」の言葉たちも物理的なものではありません。
目に見えないものを言葉で表現していったことも一苦労でしたが、さらにそれを映像にするとなったとき、見せるべきものに実態がないという大きな壁にぶつかります。
「フェアネス」ってどうやって絵にするの?
実態のない「検索技術基盤」って何を見せたら伝わるの?
映像に引っ張られすぎて言葉が伝わらないようなことは避けたいし、無難なありきたりな映像にはしたくない。言葉が最大限に活きるような映像で、納得感のある見せ方をしたい――
試行錯誤の末、誕生したのがこちらのブランディング動画です。
この動画だけでフォルシアをまるっと理解することはできないと思います。
ですが、この動画でフォルシアがなにものであるのか、なにを目指すのかに触れていただき、ぜひコーポレートサイトの他のページを見ていただいたり、社員とのカジュアル面談にお申込みいただいたりと、フォルシアをさらに知っていくためのきっかけを得ていただければと思います。
「フォルシアってなにもの?」と聞かれたとき、どう答えるか――
まだまだ説明下手な部分も多くあると思います。ですが、この動画制作までの道のりの中で輪郭は形作られてきたように思います。
つなげれば、見える。
いまのフォルシアをあらわすこのキャッチコピー
まさに、この道のりの中でとても実感した言葉です。
ぜひ、この言葉に込められたフォルシアのいま、これからを感じていただければと思います。
伊藤 明日香
2021年キャリア入社/経営企画室 広報担当
趣味でジャズダンスを続けています。
広報も、ダンスも「伝える、届ける」という点が難しくもあり、醍醐味だなと感じています。
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