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社内のエンジニア向け勉強会"devゼミ"を20回開催して得た気づき

2019.12.11

アドベントカレンダー2019 エンジニア 勉強会

FORCIAアドベントカレンダー2019 11日目の記事です。

旅行プラットフォーム事業部の佐藤です。

7月に、エンジニアの教育活動の一環として行っている"devゼミ"をご紹介しましたが、開始から8ヶ月目となる今でも受講者が減ることなく継続的に開催が続き、今日までに23回ものゼミが行われました。これまでに受講したことのあるエンジニアは社内全エンジニアの約7割、講師を務めたエンジニアは約4割と、当初の想定を超えるものとなりました。また、これまでに行った講師・受講者向けのアンケートにおいても非常に高い満足度を得ています。

そこで今回は、満足度の高い状態で継続的にdevゼミを開催してきて得た気づきをご紹介します。

これまでに開催されたゼミ過去10回のタイトル一覧
dockerさわってみよっかー!
外部講師によるISUCON勉強会
旅行商材ウルトラクイズ
SQLの計算量を意識してみよう
社内の新フレームワークで始めるReact+Redux
PostgreSQL index事始め&複合indexを使ってみよう
GitLab CI/CDであそぼ
フォルシアワークフローツールをソースコードレベルで理解する
社内ライブラリを使ってみよう作ってみよう
サーバ構成・スペックの見積もり方法~入門編~

講義で扱う対象・進め方がイメージできるようなタイトルにしています。

継続的な開催をするために

下記のdevゼミの目的を達成し、組織に根付かせるためには継続的な開催がカギとなります。そこで、ここでは継続的な開催をする上で重要だと気づいた点について述べようと思います。
  • エンジニア全体の技術力の底上げ
  • 学ぶ習慣づくり
  • 教える習慣づくり

講師の満足度をあげよ!

ゼミは講師のおかげで成り立っていると言っても過言ではありません。講義を「やってみたい」と思ってもらえること、さらに講義実施後に「やってよかった」「勉強になった」と言ってもらえるようにすることが最も重要です。

講師がゼミで扱う内容に迷いが不安がある場合は、抱え込まないように運営チームと一緒に話し合い、明確にしていきます。
また、初めて講師を務めるエンジニアに対しては、運営チームが各回に参加して、気づいたことを元に進め方について適宜フォローします。

さらに、これまで講師をしたエンジニアから特に好評なのが、ゼミ開催後に参加者から集めたフィードバックです。「フィードバックをもらえること自体が嬉しい」「参加者の率直な意見をもらえてありがたい」「思っているよりも受講者は前向きだということがわかった」といった声が挙がっています。

リアクションをするという点では同様に、フィードバックだけではなく講義中にもたくさんリアクションを行うことが大切だと思います。実際に、社内のメンバー同士だからこそできる面白いツッコミやガヤが入ることで、講師・受講者ともに楽しんでいる様子もしばしば見受けられました。

受講者の満足度をあげよ!

講師だけではなく受講者が「参加してよかった」と感じて再び参加してくれることも、もちろん大切です。前回devゼミをご紹介した記事でも記載していますが、当初の企画の狙い通り「0ベースから、実際に使うところまでできるのが良い」という感想が多く寄せられています。

また、一度講師をやったことがあるエンジニアとしては、講義の進め方自体も大変勉強になります。

例えば、先日西山さんが行った「Prometheusで自分の開発環境をモニタリングしてみよう」という講義では、ハンズオンの際にdockerのイメージを受講者に配布して、そのイメージを用いて作成したコンテナを用いて各自課題に取り組みました。そのため、各受講者の開発環境に依存することなくスムーズにハンズオンが進められていて、今後のゼミ開催にあたって大変勉強になりました。

エンジニアの関心を聞き逃すな!

継続開催するにあたり、ゼミで扱うテーマも継続的に選出していかなければなりません。そのためには、社内で「〇〇って新入社員向けの講義のテーマとしては扱っていないけど、うちのエンジニアは知っておいたほうがいいかもね」や「〇〇の良さを他のエンジニアにも知ってもらいたいなあ」といった声を(特にslackのメッセージなどで)聞いた際には、運営チーム内ですぐに共有します。

また、各エンジニアが今どのようなことを行っているのかということも、休憩スペースで話しかけたりランチに一緒に行ったり、社内のドキュメントを読んだりしてキャッチアップすることを心がけています。各エンジニアが取り組んでいることは思っている以上に多様で、またそれらが他のエンジニアにも知られていないことって多いなと思います。

たまに刺激を入れてみよ!

今年の9月には運営チームメンバーのエンジニアのご友人を招いて、ISUCONに向けた講義を行っていただきました。ISUCONに特化した内容から社内では使われていない便利なツールやノウハウまで教えていただき、さらにゼミ終了後の懇親会では、講師の方が所属する会社の中身の様子や取り組みなどをざっくばらんにお話しいただきました。私自身も、一エンジニアとして非常に良い刺激をもらえました。

今後の課題

一方で、今後の開催に当たり下記のような課題も残されています。

  • テーマが実業務に関わることに偏りがちである
  • 参加者が新卒入社のエンジニアに偏りがちである
  • どうしても業務優先になってしまい、なかなか参加できない人がいる
  • 参加できなかった人へのフォローが足りない
  • 内容の検討や資料の準備など講師の負担が大きめである

etc.

いずれも継続性を考えた場合、うまく仕組みを作っていくことが必要かと思います。来年のdevゼミ運営チームの課題ですね。

おわりに

devゼミを通して気づいたことは、まず向学心の高いエンジニアが社内に多いということです。回数を重ねても受講者が減らないことや、「この講義、やりたいです!」と運営チームが声を掛けずとも積極的に手を上げて講師を引き受けてくださるエンジニアが複数いることも驚きました。

また、上述のようにフィードバックはモチベーション維持に非常に重要だということがわかりました。これは勉強会やエンジニアに限った話ではなく、普段の仕事においても同様で、互いに小さなことでもフィードバックや何らかのリアクションを送り合うことの大切さを改めて気づきました(仕事だけでなく、日常生活でも活かせそうですね)。

私自身devゼミ運営チームとしてほぼ毎回ゼミに参加しているため、実は運営チームメンバーが一番勉強させてもらっているのではないかとも思います。また講師や受講者とのやりとりを通して、普段の業務で関わる機会が少ないエンジニアの興味や強み、人となりを知ることはとても楽しいです。さらに、受講者や運営チームだけでなく、講師が「講義中も楽しかった」と言ってくれたり、エンジニアのボトムアップというdevゼミのコンセプトに共感してくれる社員が多いことが、何より嬉しいです。

エンジニア勉強会の企画を考えている方々に、この記事が少しでも参考になれば幸いです!

この記事を書いた人

佐藤 礼菜

2016年新卒入社、エンジニア。
旅行プラットフォーム事業部にてダイナミックパッケージ販売基盤開発を主に担当。