PostgreSQL Conference Japan 2025 参加レポート
こんにちは。新卒エンジニアの加賀田です。11月21日(金)、AP日本橋にてPostgreSQL Conference Japan 2025(以下PostgreSQLカンファレンス)が開催されました。
フォルシアは一昨年、昨年に引き続きシルバースポンサーとして協賛し、当日は招待参加2名・スタッフ参加2名の計4名の社員が参加しました。本記事では、イベント当日の様子や参加メンバーが聴講して印象に残ったセッションについてについてご紹介します!
PostgreSQL Conference Japanとは
PostgreSQL Conference Japanとは、日本PostgreSQLユーザ会が主催する、PostgreSQLをテーマとした技術者向けの講演会です。各プログラムでは、コミッタ―の方々の取り組みやPostgreSQLの活用事例など様々な興味深いお話を聞くことができました。
数多くの企業が協賛。当日は大盛況でした
当日のプログラム
当日は、午前中にキーノート講演が2セッションあり、午後からは4つの部屋に分かれてそれぞれ4セッションの講演が行われました。その後行われたクロージングセッションでは、データベース利用調査の報告もあり、1日を通してPostgreSQLを取り巻く最新動向を学ぶことができました。(詳しい講演スケジュール・内容は日本PostgreSQLユーザ会のイベントページでご確認いただけます!)
魅力的なテーマばかりで、中には人気で席が埋まっていて聴講したかったけれど聞けなかったものもありました。ここでは、参加メンバーが聴講した中から特に印象に残った講演をご紹介します。
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【K1】The Rise of PostgreSQL as the Everything Database
こちらはゴールドスポンサーをされたSnowflake社のClaire Peracchioさん、Brett Goulderさん、Sho Tanakaさんによるキーノート講演で、Snowflake社で開発中の最新の拡張機能についてお話しいただきました。Claire Peracchioさんから、業界のトレンドとPostgreSQL利用者が抱える悩みを起点に開発がスタートした背景について共有いただき、Brett Goulderさんによる技術的な工夫の解説、そしてSho Tanakaさんによるデモンストレーションという密度の濃い内容でした。特に、pg_lakeを活用することで、PostgreSQLとDuckDBの得意分野を生かしながら絞り込み・分析できる点は非常に有用だと感じました。(pg_lakeなどの拡張機能については社内でも注目を集めています。詳しくはこちらのブログをご覧ください!)(加賀田) -
【T2】PostgreSQLレプリケーション徹底解説
講演ではレプリケーションについて基礎から学ぶことが出来ました。現在、私の所属する開発チームでは、プロダクトで利用しているAmazon Aurora Postgresのバージョンアップ方法について、作業コスト等を鑑みてブルーグリーンデプロイによるバージョンアップの検討をしております。
ブルーグリーンデプロイによるバージョンアップでは、PostgreSQLの論理レプリケーションを活用しており、新旧両方のバージョンのDBを同期できると大まかに把握はしていたのですが、講演を通して、具体的に出来ること・出来ないこと含めて仕組みから学ぶことができ、バージョンアップ準備時に活かせそうだと感じました。(岩崎) -
【A2】PostgreSQL で列データ"ファイル"を利用する ~Arrow/Parquet を統合したデータベースの作成~
Apache ArrowおよびParquet形式を用いた列データの取り扱いについて聴講しました。
2種類の列データ形式におけるデータ構造や圧縮方法の違い、GPU並列処理の効率性など、普段の実務では得難い専門的な知見を得ることができ、非常に有意義でした。特に、Apache Arrow/Parquet両者のデータ構造による並列処理ベンチマークの差異をハードウェアレベルから要因を知ることができ、検索速度の向上や最適化に活かせそうだと感じました。(髙橋) -
【A3】Change Data Capture 入門:Debezium で PostgreSQL のデータを解放しよう!
- 【B4】Amazon Aurora Limitless Database検証
基調講演のほか以上2つの講演を聞きました。それぞれ業務に活かすまでのピッタリとした内容というわけではありませんでしたが、講演の内容はたいへん興味深く面白いものでした。データベースに関する奥深い話や最新のサービスを使ってみた(使いこなしは難しそうだった)、という雰囲気を感じ取れました。(伊藤)
参加メンバー4人で記念写真
協賛への想い
フォルシアでは、自社プロダクトのRDBMSとしてPostgreSQLを使用しています。日頃の感謝を込めてPostgresコミュニティへ貢献したいという想いから、2023年より毎年協賛させていただいております。また、例年同様に運営スタッフの募集もあり、フォルシアからは2名の社員が運営スタッフとして参加しました。
スタッフ参加メンバーの感想
現場に到着したら、その場にいる人に声をかけて状況を確認しながらチラシの折込作業を始めました。メインのスタッフ・講談者・我々のようなヘルプスタッフの区別なく、皆さん楽しそうに運営をされていました。あと、お弁当が美味しかったです。(伊藤)
Postgresが好きな方がたくさん集まっていると感じました!私はstaffとして参加しましたが、講演が始まると講演参加を勧めていただけたので様々な講演を聞くことができ、とても有意義な時間になりました。(髙橋)
参加者だけでなく、運営スタッフの皆さんも心から楽しんでいるからこそ、カンファレンス全体が大いに盛り上がったのだと思います。
スタッフのお弁当、とてもおいしそうです
さいごに
私は今回、シルバースポンサーの特典である招待参加枠で参加させていただきました。カンファレンスへの参加自体が初めてでしたが、PostgreSQLの利便性向上のための様々な取り組みは聞いていてとても勉強になりましたし、PostgreSQLコミュニティの活気を感じることができました。また、普段、業務の中で利用しているPostgreSQLを「開発する立場」の方々のお話を聞いて、これまでとはまた違った視点でPostgreSQLを捉えることができ、大変貴重な経験となりました。入社1年目でこのような機会をいただけたことに心から感謝しております。また今回得た知見を日々の開発業務に活かしていければと思います。
加賀田千夏
新卒1年目エンジニア。
2025年も残りわずかなことが信じられません。



