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旅行会社出身メンバーで語り合ってみた ~これまでの経験・現場の声で新たな発想を~

2023.05.30

座談会 営業 社員インタビュー

こんにちは。経営企画室の伊藤です。

今月初旬にはGWの大型連休がありましたが、皆さまどんなGWを過ごされましたか?
フォルシア自体はカレンダー通りのお休みですが、フォルシアのクライアントの7割を占める旅行・観光業界では職種によってはGWは繁忙期...!
今回はそんなGWにちなみ、「とある共通点」をもった社員たちの座談会をお届けします!

さて、「とある共通点」とは......

「旅行会社出身者」!!!!

旅行・観光業界のweb販売システムの裏側を担うフォルシア。
実は、旅行・観光業界から転職し、前職での知見をもとに活躍している社員も多く在籍しています。今回はそんな旅行会社出身のフォルシア2年目(2022年度期中入社)の社員4人と、「旅行会社あるある」なども交えながら当時のこと、今のことを聞いてみました。

それではさっそく座談会スタート☆

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座談会参加メンバーの紹介

(写真左から)

  • 宮島 友博(みやじま・ともひろ)(2022年10月入社 ディレクション担当)
  • 永田 愛美子(ながた・あみこ)(2022年11月入社 ITコンサルティング担当)
  • 奥村 真理(おくむら・まり)(2022年10月入社 ディレクション担当)
  • 田澤 征治(たざわ・せいじ)(2022年6月入社 ITコンサルティング担当)

旅行会社出身ならではのあるあるとは?! ~旅行会社時代編 その1~

旅行会社といっても業務は多岐にわたるかと思います。皆さん、旅行会社時代はどのようなお仕事をなさっていたのでしょうか?

永田:入社してから約6年間、ショッピングモールの中に入っている旅行代理店で個人のお客さまに旅行商品の販売をしていました。

奥村:私も同じく販売です。3年間ツアーの販売(店頭/メール/電話)・ツアー造成・ツアーの見積りなどBtoCの対応をしていました。

田澤:私は企画の仕事が長かったです。私が東北出身なので、東北の旅行の企画をしていました。行き先を決めて、行程を決めて、料金を決めてパンフを作るといった感じです。あとは法人営業といいますか、旅行をされる団体さんのもとに赴いて、「今度の旅行どうしましょうか~?」など企画提案もしていました。添乗も何度かしたことがあります。

―添乗と言えば、宮島さんは添乗を長く担当されていたと聞きましたが...

宮島:最初の8年間は添乗員でした。国内は全県行きましたし、海外はアジア圏中心にパスポート増刷する程度には行かせていただきましたね。20代にこれだけあちこち行けて、1万人を超えるお客さまとご一緒できたことは今でも本当によかったと思っています。

その後はJR担当です。こちらは旅行会社の横のつながりが多く、各社の方々と仲良くやらせてもらえたのも楽しかったです。

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―個人なのか法人なのかといった違いはあれど、田澤さんが企画をしたものを永田さん・奥村さんが販売して、実際の旅行には宮島さんが案内してくださる...というイメージですかね。今回集まっていただいた皆さんで一チームつくれそうですね!職種ごとの横のつながりも強いのでしょうか?

田澤(企画):企画担当者として、商品の入れ替えのタイミングなど節目節目に永田さんや奥村さんがいらっしゃるような店頭に行き、こういう売り文句で紹介してくれると嬉しいといった話はしていましたね。

永田(販売):私がいた店舗は都心から離れていたこともあって企画担当者さんがいらっしゃる機会は多くなかったのですが、動画が配信されて商品のポイントを紹介してもらっていました。

宮島(添乗):よく企画担当者には文句を言ってましたね~!企画側としても押し出したいポイントがたくさんあるので盛りだくさんなツアーをつくられるんですけど、連れていく立場からしたら全然観光する時間がないじゃないか!みたいなことはよくありました(笑)

田澤(企画):添乗員さんからよく怒られていましたね(笑) 厳しいとは思いつつ、もう売ってしまっているからそこを何とか...みたいな会話はよくありました。

今月初旬には大型連休GWがありましたね。旅行に行かれる方も多い時期かと思いますが、旅行会社ならではのGWの思い出はありますでしょうか?

宮島(JR担当):JR担当の時は、JRの新幹線等の切符の手配もしていたのですが、GW時期は団体の席の確保が大変でしたね...混む時期なのでそもそもJRさん側から旅行会社への供給が多くないなか、いかに席を確保するかに苦労しました。確保しやすい時期で企画をつくってくれるように企画担当へ依頼したり、JRさんに相談しに行ったり...(笑)

奥村(販売):販売側では、空きがないシーズンでありつつGW直前にお問い合わせされるお客さまもいらっしゃって、行きたい場所ややりたいことの希望に沿いながら旅行商品を提案するのはかなり苦労しました。そのうえ、激混みのGWに手配ミスが起きたときにはもう会社中がてんやわんや...!ただでさえ空きがない中で代替案を探すのにとにかく苦労した思い出がありますね。会社総出で対応していました。。

永田(販売):わかります!!GW直前になると、急に思い立ってどこかに出かけたくなったお客さまが駆け込み寺みたいに店頭に沢山ご来店されていましたね。GWはだいぶ前から予約が埋まってしまっているし価格も高いので、なかなかご希望の条件のプランを探し出すのが難しく苦労しました。それに、通常時であれば手配に誤りがあってもすぐに取り直しができるものが全然空きがなかったり...これはGW時の店頭販売あるあるだと思います。

―皆さんそれぞれのGWを過ごされていたのですね。希望のプランを探し出すにはやはり使いやすく、情報がリアルタイムで反映されるシステムの必要性が感じられますが、旅行会社時代にフォルシアが携わったシステムを利用されていた方は......

永田(販売):はい!!前職でフォルシアの検索システムを利用していました!フォルシアの検索システムになる以前は予約をする際、エクセルを用いたり、手入力が必要な作業も多かったので、そこが自動化され、選択するだけでスムーズに予約まで進めるようになったのには感動しました。

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実はアナログな世界と聞いたのですが...?! ~旅行会社時代編 その2~

さきほど「エクセル」、「手打ち」などのお話もありましたが、実は裏側はアナログだったりするのでしょうか...?

永田:アナログといえば、FAX対応が大変でした。システム上で在庫連動していない宿や観光施設へは電話やFAXで確認を取る必要があるのですが、まず電話でやり取りをして、その後にFAXを送付して、さらに「FAX届いていますか?」といった電話をして...という状況だったので負担が大きかったですね。FAXの誤送信も怖かったですし...

宮島:やはり何でも紙ベースの世界でしたね。机の上も引き出しもキャビネットも紙だらけ。いまだに、JRの団体申込書やバスの予約確認書などは紙での管理ですので、あれが何とかなれば楽だろうなとは思います。

奥村:あるあるですよね。最終日程表だったり、全部紙媒体でお客さまに郵送していましたね。

宮島:しかも紙によっては保管期間のルールもあって...

永田:決まってましたね~!

宮島:ダイナミックパッケージの普及でweb申込が増えたことで、紙媒体をなくす方向になっていきつつ、例えば現地で使える「ソフトクリーム引換券」などやはりまだ郵送しないといけないものがあったり。スキー場でのリフト券が電子クーポン化されたりとお客さまに何も郵送しないで済む形が作られつつあることは旅行会社にとって良い流れだと思います。

―webコネクト電子クーポンは旅行・観光業界にとって画期的な仕組みですね。

永田:お客さまへ郵送するクーポン冊子にも色々な種類があったので渡し忘れや違う種類をお渡ししてしまうなどの心配もあったのですが、そういう懸念がなくなるのは有難いことですね。

奥村:あとは、発送がない分予約をぎりぎりまで受け付けられるというのも大きなポイントだと思います。発送がある以上、その期間を考慮に入れる必要があるので販売期間も短く設定せざるを得ないですが、電子クーポンなら即時で利用できるので、ぎりぎりまでご案内できるところは良いところだと思います。

永田:いまフォルシアで旅行会社の運用担当になって感じることとして、この知識を店頭販売員時代に知っていたらもっとうまく業務が進むのにな~ということがぽろぽろあるんですよね。いつか担当企業の社員さん向けの「検索システム理解セミナー」などが開催できたらフォルシアの認知度が上がりそうだなと勝手に思っています。

―旅行会社側でのリアルな経験があるからこそ思いつくことですね!


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フォルシア中途入社組からみた景色と今後の展望~フォルシア2年目編~

旅行会社から、そのシステムを提供しているフォルシアへ転身されたみなさまですが、転身(転職)のきっかけやフォルシアへの入社の決め手はなんでしたか?

田澤:これまでの自分の経験であったり、地方出身ということもあって「地方創生」に関心が強くあったのですが、一言に「地方創生」といっても色々な携わり方があって、システムを通じて何か貢献ができないかと思ったことです。あとは新しいことに挑戦したいという気持ちがありましたね。

―「旅行」という接点はありつつ、業務内容で言ったら新天地ですもんね。奥村さんは実は旅行会社だけでなくシステム会社も経験されていると伺いましたが...

奥村:旅行会社とシステム会社とどちらも経験してきた中で、浅くとも自分の知識を活かせるのでは?と思ったことと、純粋に旅行業界にまた関わりたいなと思っていました。先ほども話題にあがりましたが、旅行会社ではまだまだ手作業でやっている行程が多いと思うのでITの方面から業務を支えられればという思いでフォルシアへ入社しました。

永田:私は前職で店舗のデジタル化促進チームに所属していた時期があったのですが、その時の活動が純粋にすごく楽しくて、システムの可能性と面白さを感じたことがきっかけです。デジタルには強くなかったのですが、その活動を通して自分の業務がデジタル化によってこんなにも変わるんだということを経験して、ITでの課題解決に携わりたいと思いました。

―実は宮島さんは転職直前にフォルシアとガッツリ関わっていたとか...

宮島:そうなんです。まさしく今とは逆の立場でフォルシア担当者にあれやこれや実現させたいもののオーダーをしていましたね。転職を考えたときに、旅行業界以外に行ってみようと思ったのと同時に、長年いた旅行業界に関わりのある会社や仕事があれば何か役に立てるのではと考えていました。そんな中で、真っ先に(JR担当の時に)JRDPの開発で関わっていたフォルシアが浮かんできました。

JRの仕組みやルールは非常に複雑で理解するのが一苦労なのですが、今とは逆の立場でフォルシアと関わっていた時に、フォルシア社員の勤勉さや、相手の状況・仕組み・やりたいことをしっかり理解して、そのうえでの提案をしっかりと出してくる姿勢が素晴らしいと感じ、一緒に働いてみたいという気持ちにつながりました。

今とは逆の立場から見たフォルシアの印象が話題に出ましたが、フォルシア2年生のみなさまから見て、フォルシアってどのような会社ですか?

永田:仕事ができて人当たりが良い人が多い印象です。

奥村:誰かに言われて動くよりも前に「こうしたら良いのでは?」と自発的に動く方が多いですよね。指示待ちみたいな人がいなくて、自分で考えて自分で動くという印象です。

田澤:そういう動き方を年次の若い方からしていますよね。年齢的には若い方が多いですが、すごくしっかりしてる。

―よく年次関係なく若手でも意見を言いやすい環境だという声も聞きますよね。

奥村:良い意味で自分の意見をストレートに伝える方が多いですね。会社によっては、周りや上司の顔色伺いながら~ということもあると思うのですが、フォルシアでは上下関係によらず意見を出し合えるし、若手から挙がった意見に対して突っぱねるような雰囲気の方もいないですね。しっかり聞いたうえで汲み取る、汲み取らないを判断してくださる雰囲気があると、若手や入社して日が浅い人にとっては発言しやすい環境だと思います。

最後に、フォルシア社員として挑戦していきたいことを教えてください。

宮島:前職で取り引きさせていただいていた時から「凄いな」と思っていた方々と一緒に仕事ができるのは嬉しく思っているので、良いところをしっかり吸収していきたいのと、長年携わってきた旅行業界と関わりのある部署に配属されたので、偉そうなことは言えませんが、少しでも旅行業界の役にたてるように頑張りたいです。

特に長年担当してきたJR関連においては、長年携わっていた人間でないとできないこと、そしていまの立場だからこそできることをやってみたいですね。あと、IT業界の人っぽくなれるようにしたいです(笑)

奥村:私は視点を大事にして取り組んでいきたいと思っています。システムを開発するにあたって、開発期間だったり費用だったり、条件や制約はついて回るものだと思いますが、限られた中でも実際にシステムを利用するエンドユーザー(旅行される方)や旅行会社の方の使いやすさや利用想定場面を考えて開発を進めていきたいです。

永田:奥村さんと近いのですが、旅行会社の現場社員の視点を忘れずに、利用する方に「使いやすくなったね」って喜んでもらえるような仕組みやシステムを作っていきたいです。自分が現場で働いていたからこそ感じるのですが、現場社員とシステムの距離って結構遠いんですよね。逆にフォルシアも、システムを使っている人(現場の人)の声を聞いてみたいと言うけれど、そこにパイプはなかったり...なので、そのあたりの橋渡しをして、現場の声を届けていけるような関係性を作っていけたらと思っています。

田澤:自分のこれまでの経験や強みを生かして、会社の新たな方向性を示していきたいですね。転職理由の話題の際にも触れましたが、「地方創生」に関わるようなアイディアを出して、システム化して、全国津々浦々で導入が進むようなシステムに携わるという夢をもってやっていきたいです!

―これまでの経験があるからこそのお話、ありがとうございました!!


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インタビュー後記

今回は2022年度入社の旅行会社出身4名の座談会をお届けしました♪
これまで長らく旅行・観光業界のシステム開発を行ってきたフォルシアですが、やはり実際に経験されたからこその声にはたくさんのヒントが詰まっているように感じました。経験や知識、発想を大切に、これからも業界にとってかけがえのないパートナーとして邁進していきたいと思います。

フォルシアでは社員とのカジュアル面談を行っています。少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひ下記のリンクからエントリーをお願いします♪

この記事を書いた人

伊藤 明日香

2021年キャリア入社、経営企画室所属
実は奥村さん以外とはほぼ初会話だった今回の座談会。直前まで緊張していたのはここだけの秘密です。