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ニューヨークの人々から伝わってくるもの~「本」を通じて仕事観や大切にしている想いを知る~ #3

2022.01.25

社員インタビュー コーポレート

こんにちは。広報事務の阿佐見です。

年が明け早いもので、一か月が過ぎようとしていますね。

東京でも雪に見舞われるなど寒い日も増え、自宅での時間も多くなりがちかと思います。そんな自宅時間に読書はいかがでしょうか?この記事を読んで、本を手に取るきっかけになれば幸いです。

『おすすめの本を教えてください』「本」を通じて仕事観や大切にしている想いを知る~

さて、本企画第三回目のゲストは、総合管理部の関 亜希子(せき・あきこ)さん。

  • 社内IT環境及び社内システムの整備・管理の方針立案
  • 法務部門のマネジメント

と多種多様な業務・職種のメンバーが集まる部署を牽引されています。

一緒に働くメンバーからも関さんのインタビュー記事を読んでみたいとリクエストいただいたこともあり、今回はおすすめの本の紹介を交え、関さんの業務上で心がけていることについても伺えました。それではご覧ください!

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(撮影時のみマスクを外しております)



どんな業務に取り組まれていますか?

私はフォルシアに入社してから2020年までは社内システム関連業務を行ってきましたが、2021年に社内ITチームと法務チームとが統合され、その部門長を引き受けることになりました。ITと法務は一見関連のない業務領域ですが、どちらも管理部門として、実用性と統制のバランスが要求される点は共通です。また、法務チームが制定したルールを社内ITチームがシステム上で制御を実装する、といった連携もあります。

フォルシアには部門横断でメンバーを集めたワーキンググループと呼ばれる組織も複数あります。社内システムの改善、個人情報の保護・管理方法の検討など、事業部門、管理部門が共通の課題解決を行うものです。

前述の部門の統合で私は自部門の組織、ワーキンググループと複数のチームに様々な立場で新たに参加することになりました。入社5年目ですが、新しい挑戦が多い年度となりました。



部長として、色んな分野の意思決定をしていかなければならないと思うのですが、どんなことを意識して意思決定されていますか?

大げさな話ではないですが、例えば何らか実務を進める方針を決めるときに意識していることは、目的(それによって何を解決したいか)と理由(なぜ解決したいか)を自分の言葉で噛み砕いて理解する、ということでしょうか。また、方法はできるだけシンプルなものを選ぶ、ちらりとでもよぎった疑問点はきちんと確認する、ということも心掛けています。

そういった確認はSlack(社内チャットツール)などでも出来ますが、なるべく実務担当のチームメンバー全員が参加するミーティングの場で行っています。ミーティングはほぼオンラインですが、相互のコミュニケーションで考えのすり合わせがその場でできますし、その作業をチームメンバーにも見てもらうことで課題や方向性のチーム内での共有や決定プロセスを改善できるというメリットもあります。



仕事をするうえで大切にされていることは何ですか?

業務においてゴールの設定が重要なのは言うまでもありませんが、特にチームでの業務ではコミュニケーションの垣根を下げ、各人が自分の考えを表現しやすくすること、各自の表現を尊重することと、ミーティングでは発言しやすい雰囲気となるように心がけています。

専門的な知識や経験においては実務を担うメンバーには敵いませんが、私が素人目線で質問をすることで結果的にチーム内のコミュニケーションのハードルを下げたり、課題の本質を確認したりすることに繋がっている一面もあるかな(繋がっているといいな)、と思っています。計画が仕上がってから方向転換するとコストが大きくなるので、まだ計画が柔らかい段階で実務担当者との方向性の確認を行う、というのも重要だと考えています。



どんな時にやりがいを感じますか?

自分のやり方、シナリオを共有し理解を得たうえでチームメンバーとともに目標達成する喜びというのは仕事をする上での喜びの一つではないでしょうか。

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今回紹介していただける本はどんな本でしょうか?

Humans of New Yorkという本です。

ニューヨークの路上で撮られた人々のポートレート写真にごく短いインタビューのやり取りをまとめたフォトブックです。実に様々な人々が様々な表情で映し出されて、その人の言葉が添えられています。

笑顔あふれる子供たちや、自信に満ち溢れる人、楽しそうに肩を寄せあう二人。そういったニューヨークのきらきらした面もあれば、一方で、夫を亡くし一人余生を過ごすおばあさん、ドラック常習者や刑務所に入っていた人なども紹介されていて、どんな背景がある人も、その一人一人の人生を尊重するように、インタビューが綴られています。

ページをランダムに開くと、その時々で飛び込んでくる表情と言葉があります。どの人にもその人の人生があり、生活があり、大切にしているものがあり、表現があるということにふと気づかせてくれます。



この本に出会ったきっかけを教えてください

この本は私が前職を去る時に当時の仲間たちが各々のサインを加えてプレゼントしてくれたもので、ニューヨークで一緒に仕事をした個性豊かな面々を思い出します。様々な人が集まっている、という点ではフォルシアのチームでも同じです。様々な考え方、やり方、表現があります。ゴールを追いかけるうちにいつの間にか視点が凝り固まってしまったとき、このフォトブックを開くとそう気づかせてくれます。



この本をおすすめしたいひとは?

仕事に行き詰まっているとき、視点を変えたいときにおすすめしたい本ですね。

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(撮影時のみマスクを外しております)

#3 ニューヨークの人々から伝わってくるもの Fin.

今回ご紹介いただいた本は、多種多様な人々が共存しあうニューヨークならではという印象でした。また、一緒に働いていたメンバーがプレゼントしてくれたものということで、それが今も心の支えとなっているというのは、縁を感じますよね。仲間からの想いが詰まっている一冊だからこそ、パワーを与えてくれるのかもしれません。みなさんにもそんな特別な一冊があったりしますでしょうか?

今後もそういった誰かにとっての大切な本を紹介していければと思います。次回もお楽しみに!

◇関亜希子・プロフィール
大手化学・電気素材メーカーにて営業、米国にてIT関連領域での事務の経験を経て、2017年にフォルシア株式会社に参画。現在は、社内IT環境・社内システムの運営管理部門と法務部門のマネジメントを担当。

>> 過去の『おすすめ本』をはじめ、社員紹介はこちらをご覧ください♪

この記事を書いた人

阿佐見早苗

2011年キャリア入社。スマホに変えてからずっとiPhoneユーザーでしたが、何度も画面を割る癖があり、先日ついにandroidユーザーとなりました。スマホの画面を割らない方法が知りたいです(切実)