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非エンジニアでもiパスが取りたい!~ITパスポート受験体験記~

2019.12.16

アドベントカレンダー2019 テクノロジー 営業

FORCIAアドベントカレンダー2019 16日目の記事です。

初めまして!今年の4月にキャリア入社しました、営業の佐塚と申します。 去年の3月までは、福井県の放送局でアナウンサーとして働いていました。

なぜまったく違うITの世界に飛び込んだのかは、涙なしには語れない壮大な物語があるのですが(嘘です)、 話すと半日はかかってしまうので(嘘です)、こちらでは簡単なご紹介だけとさせていただきます。

さて、みなさんは「四角」ってお好きですか?
私は中でも平行四辺形が大好きで、辺ABを1秒に2cmずつ移動する点Pとは懇意にしていました。

間違えました。「四角」ではなく「死角」ですね。
相手のに入れたときはうれしいですが、相手に入られたときはヒヤッとしますよね。

今日は「四角」でも「死角」でもなく、「資格」について、IT分野の資格「ITパスポート」 通称iパスを受けてきましたので、その時の体験をご紹介できればと思います。

ITパスポートとは

ITパスポートを主催する情報処理推進機構のwebサイトでは、このように紹介されています。

iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

そうです、泣く子も黙る国家資格なのです。エッヘン!
建築士や公認会計士、調理師、美容師といったその道のプロフェッショナルともいえる国家資格が、実はITの分野にもあるんですね。

と言っても、難しく考えたり、構えたりする必要は全くありません。上の説明にもある通り、iパスは「ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験」ですから、IT分野の「基本のキ」とも言える問題が出題されます。初心者でも大丈夫。むしろ、初心者こそ、文系こそ、非エンジニアこそウェルカムな試験なのです。

私の受験理由

そんなITパスポートを、私が受けようと思った理由は「ITの分野に関する知識を少しでもつけたかったから」です。

全く違う業界からITの業界に飛び込んだので、少しでも早く、ITに関する知識をつけたいと思っていました。資格取得だけがその手段ではありませんが、目標を設定して、そこに向けて勉強していくというのは、私の性分には合っていたかなと思います。知識を習得したという客観的な証明にもなりますよね。

それと、フォルシアに「資格取得支援制度」があったことも大きかったです。
フォルシアでは、業務に関わる資格を取得できた場合、受験料と、勉強に使用した書籍代を補助してもらえる制度があります。個人のスキルアップを会社として後押ししてもらえるというのは、とても励みになります。金銭的にも助かりました。

申し込んでから試験当日まで

ITパスポートは、全国の会場で、比較的頻繁に試験が行われているので、試験日程は選びやすかったです。私は1か月ほど前から勉強を始めて、2週間程度で参考書を1冊一通り読んだら、残りの2週間は、ひたすら過去問題集を解くという勉強方法を取りました。

入門的な試験なので、難しい計算をしたり、プログラミング言語を深く理解していないと解けないような問題はありませんが、例えばハードウェアに関することからデータベースに関すること、マネジメント、法務、経営戦略など、広い分野から問題が出ます。

特定の分野の得点が低いと合格できないシステムのため、全分野覚えるべきことをきちんと覚える必要があります。私にとってはこれが大変だったので、とにかく過去問を解いて、間違えた問題を2日後ぐらいにまた解いて......と繰り返すことで覚えていきました。

試験当日

iパスは、IT系の資格らしく、CBT形式と呼ばれる、試験会場のコンピュータ上で問題に解答する形式です。ペーパーテストに慣れていると少し違和感があるかもしれませんが、無駄が少なく、また終了時に、即座に自分の点数がコンピュータ上に表示されるため、どのくらいできたのかをすぐに知ることもできます。

学生の頃のテストでは、シャーペンの音が響いていましたが、iパスではマウスの「カチカチ」という音が会場に響いていたのが面白く心地よかったです(会場にはヘッドホンも置いてあったので、気になる方はそれを付けることもできます)。

受験してみて

やはり「受けてよかった」という気持ちが強いです(無事合格しました!)。
というのも、IT分野の国家試験には、他にも様々な種類があり、私は現在、「基本情報技術者」の取得を目指して、次の勉強を始めているのですが、iパスで学んだことが基礎となって、より詳しい内容を学ぶことができていると感じます。

基本情報技術者は、ぐっと学ぶ内容が多くなり、名前についている「基本」の文字に「本当か!?」と言いたいぐらい、非エンジニアの私にとっては難しく感じています。それでも、この勉強を「面白い」とも感じられているのは、iパス受験時に、基本的なことをきちんと学習できたからに他なりません。

例えば、コンピュータが「2進数」を用いて、実際どのようにして四則演算を行っているかや、そのほかの処理にどのように応用しているかということは、iパスで基本を学び、基本情報技術者の勉強で「なるほどそういうことだったのか!」とさらに理解を深めることに繋がっていて、楽しさが広がっていくように感じています。

これからIT系の企業への就職を目指している学生のみなさん、転職でIT分野に飛び込もうとしている社会人のみなさん、そして、私と同じようにIT分野初心者の駆け出し営業の方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

この記事を書いた人

佐塚 崇恭

2019年4月にキャリア入社。検索プラットフォーム事業部営業担当。
2015年から2019年3月まで、福井県の放送局でアナウンサーとして活躍。
資格が好きで「防災士」「温泉ソムリエ」「世界遺産検定二級」なども所持している。