経営企画室の見原です。今回は、新卒で入社してから4月で3年目に突入するエンジニアの小孫さんにお話を聞きました。小孫さんは、学生時代は生物の研究をしていて、プログラミングとは無縁だったとか。今ではアプリ担当者として旅行予約サイトの開発を担当する一方で、社内では「お笑い担当」としても活躍しています。そんな個性あふれるエンジニアの素顔に迫ります。
未経験で飛び込んだエンジニアの世界
大学では生物科学を専攻していた小孫さん。研究の道に進むのではなく、一般企業に就職しようと思ったきっかけは?
昔から自然や野生動物が好きで大学でも生物科学を専攻していたので、研究を続けるかどうかは悩みましたが、研究は社会人を経てからでも再開できるけど、逆は難しい。まずは社会に出るという選択をしました。
また、大学時代に所属していた部活の監督が、様々な業界で働いていた経験があり、よくビジネスの話を聞かせてくれていたことも、社会に出てみたいという思いが強まったきっかけかもしれないです。
フォルシアでは最初からエンジニアを目指してた?
いえ、フォルシアの選考を受けるときはエンジニア志望ではありませんでした。エンジニアの仕事に興味がありながらも、プログラミングの経験はほぼなかったので総合職志望でエントリーしました。でもやはりエンジニアへの興味も捨てきれない・・・。そんな状態で選考がどんどん進んでいきました。
そんなとき最終面接で初めて会ったCOOから、「君、理系なんだしエンジニアできるんじゃない」と言われて、それまでずっと迷っていたのにその一言がなぜかスッと入ってきてエンジニアとして入社することを決めました。COOの言葉がなかったら今ごろは営業マンだったかもしれません。
独学で少し勉強したとは言え、ほぼ未経験の状態でエンジニアになることに不安はなかった?
不安でしたね。実際、入社した頃は、エンジニアが参加する社内会議に出席しても、そこで飛び交っている用語を知らないので、何について話されているのかが理解できませんでした。
あとは、これも入社して間もない頃に、社内の先輩が主宰した競プロ(※競技プログラミング)勉強会に参加したのですが、「はい、じゃあみんなやってみようか!」と言われて、何をしたら良いのかがわからずに硬直してしまったこともありました(笑)。
「何がわからないのかがわからない」状態ですね。
はい。でも、そんな"超"が付く初心者な私にも会社全体で手厚くサポートしてくれるし、先輩方も嫌な顔一つせずに丁寧に教えてくれるので、不安はすぐになくなりました。顧客の要望を聞いてニーズを汲んだ提案を考えたり、実際に手を動かしたりしながら知識や技術を身に着けていきました。どんどん新しい知識や技術が身に着いていくのが楽しいです。以前は、「寝食を忘れてしまうくらいプログラミングが好き」と言っているエンジニアの気持ちが理解できなかったけど、今ならわかる気がしますね。学びたい欲が膨らんで、平日休日問わず勉強してしまうくらいプログラミングが好きになりました。さすがに寝食の時間は確保していますが(笑)。
お笑い担当エンジニアの挑戦
入社してそろそろ2年が経ちますね。一番大変だったことは?
当時2つの顧客を担当していたのですが、両方のプロジェクトが同じタイミングでそれぞれ重要な局面に立つ時期がありました。両案件がうまく進むようにかなり神経を使っていたのですが、さらに、昨年行ったサマーインターンでも責任のあるポジションで仕事を進めることになって、3つの案件が同じ比重でのしかかってきている状態でした。私にとってはどれも大事な案件だったので、時間配分を調整するのが非常に難しかったです。
日々大変なこともありますが、担当している顧客から「よく頑張ってくれていて助かる」などとうれしい言葉をかけていただいたときに、やっていてよかった、またがんばろう、と思えます。
話は変わって、エンジニアとして活躍する一方で社内では「お笑い担当」としても呼び声が高い小孫さんですが、そのことについてはどう思っていますか?
そんなに「お笑い担当」ってキャラでもないですけどね(笑)。でも、大阪出身ということもあってか、幼少のころから周りにお笑いがあふれていて、上京してからは会社のすぐ近くにあるルミネtheよしもとを観に行ったり、毎日何かしらでお笑いを鑑賞していたり・・・と、お笑いは自分の中で欠かせない存在です。好きが高じて入社1年目のときの会社全体の忘年会では、同期とコンビを組んで漫才をしました。その前の年に内定者として参加していたフォルシアの忘年会で、先輩コンビがしゃべくり漫才を披露してウケているのを見て、これは負けていられないぞと。
そう思う時点で十分「お笑い担当」の素質がありそうです・・・。
小孫さんたちの漫才もウケましたか?
変な空気になりました(笑)。でも、それはあまり気にしてないです。プロの芸人だってスベることもある。スベるのが当たり前、くらいの気持ちでいます。スベったとしても何度でも挑戦すればいいんです。
何事においてもその気持ちを忘れずに持ち続けていたいものですね。
といったところで、今後フォルシアで実現したいことを教えてください。
今はアプリ担当者として顧客のサービスを支えていますが、DevOps(※開発部門と運用部門を連携させて開発する手法)チームにも所属しているので、今後はSpookの運用改善にも注力して、多面的に顧客のサービス価値を高められるようにしたいですね。
ゆくゆくは、環境問題、生物、スポーツなど、私が昔から興味をもっている分野が抱えている課題に関してもテクノロジーの力で解決していけたら本望です。
先ほど「スベっても何度でも挑戦すればいい」と名言が出ましたが、お笑いの方で実現したいことは?
「お笑い担当」の座は新人さんに譲ります(キッパリ)。
驚くほどあっさりと「お笑い担当」の座を明け渡した小孫さん。今後は顧客のサービス価値をより向上させるために益々技術力を磨いていってもらいたいです。
フォルシアでのエンジニアの仕事をもっと知りたい方はこちらをご覧ください。
小孫 一浩
経歴
2017年3月京都大学理学研究科生物科学専攻 卒業
2017年4月フォルシア株式会社入社
所属
検索プラットフォーム事業部技術担当
最近は交通系旅行予約サイトのリニューアルを手がけました。
休日の過ごし方
暖かい季節は山へ出かけることが多いです。社内にアウトドア部があるので、昨年はフォルシアのメンバーとも何度か登山を楽しみました。知らない生き物を見つけたら家に帰ってから調べることも。
※所属、業務内容は取材時点の内容となります。