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「Spookって何ですか?」第一弾:そもそも編~ 採用面接時によく出る質問について聞いてみた~

2022.08.03

テクノロジー Spook エンジニア 営業 社員インタビュー

こんにちは、経営企画室 広報の伊藤です。

7月もあっという間に過ぎ去り、いよいよ8月。2024年4月入社を考える学生の皆さんはそろそろ就職情報サイトへの登録などを行う時期でしょうか。

そんな本日は、フォルシアの採用面接において最もよく聞かれる「Spook(スプーク)って何ですか?」という質問を、採用担当者と広報担当の私とで、ITコンサルとエンジニアの社員に投げかけてみました。

コーポレートサイトでもフォルシアならではのテクノロジーとして紹介しているSpookですが、

  • そもそもSpookとはいったい何なのか?
  • Spookの強みとは何なのか?
  • どんな企業で導入されていて、今後どんな未来を見据えているのか?

といった疑問を、社員の生の声で解説していきます!
まずは第一弾、「そもそもSpookとはいったい何のか?」についてです。

Spookについて教えてくれた先輩社員プロフィール

Spook01_01.jpg(右)ITコンサル:DXプラットフォーム部 営業部長 諏訪
(左)エンジニア:旅行プラットフォーム部 グループ長 西山

ITコンサルタント職

DXプラットフォーム部 営業部長 諏訪 俊(すわ・しゅん)/写真右

2017年 キャリア入社
旅行会社での海外渡航手配や法人営業を経て、2017年にフォルシアへ入社
前職での経験を活かし、旅行・観光業向け営業活動に5年間携わり、今年からはDXプラットフォーム部で非旅行業界向け営業・コンサル活動に従事

エンジニア職

旅行プラットフォーム部 グループ長 西山 諒平(にしやま・りょうへい)/写真左

2015年 新卒入社
新卒での入社後大手旅行サイト開発を経て、現在は旅行・観光業界向け商品販売プラットフォームサービス「webコネクト」のプロダクト開発に従事

※所属は2022年7月現在のものとなります

それではさっそく聞いていきます!

そもそも、Spookとは...

フォルシアエンジニアで代々受け継いでいる開発の手法+その手法でつくられた機能群

サイトでは「技術基盤」という記載がありますが、Spookとはいったい何なのでしょうか?

西山/エンジニア目線で一言で言うと、膨大・複雑なデータを高速に検索させるためのソフトウェアです。Spookを用いることで、顧客のDB(データベース)からデータを取り込み、検索に最適化した形に組み換え、ブラウザ表示を最適化させています。また、バックエンド~フロントエンドまで、高速検索の工夫が詰められています。

諏訪/営業的には、フォルシア独自の検索エンジンを中心とした機能やノウハウの集合体を指していると捉えています。Spookは膨大・複雑なデータの高速処理に強みがあり、and/orを組み合わせた複雑な検索クエリでも高い検索性を維持できることが特長です。

これまでの様々な企業における検索システムの開発知見が集約されており、ゼロから開発するよりも短い期間で高度なシステムを構築できます。

「ソフトウェア」や「ノウハウの集合体」といった表現が出てきましたが、目に見える実態があるものなのでしょうか?

西山/エンジニア用語で言うとフレームワークというものがありまして、例えば、「Webアプリケーションを使いたかったらこのお作法に則って作れば簡単にセットアップできるよ」というのをフレームワークと言うのですが、Spookはそれに近いイメージだと思っています。

Spookというお作法(フレームワーク)がフォルシアのエンジニアに提供されていて、それに則ってつくれば、ちゃんと、かつ速く動くシステムを素早く簡単につくれるというようなものです。

レシピ本のようなイメージでしょうか?

西山/そうですね。レシピ本+包丁もフライパンもだいたい同じものがセットになって提供されているようなイメージです。

先ほどフレームワークと表現しましたが、実際には世の中一般にあるフレームワークよりも少し緩く、手順にまるまる従うか否か、エンジニア側で取捨選択の余地があります。なので、人によってはフレームワークと表現しない場合もあるかと思いますが、わかりやすく説明するとしたらフレームワークと表現して差し支えないように感じています。

「フレームワーク」という言葉はエンジニア用語かと思いますが、営業の現場ではどのように表現されているのでしょうか?

諏訪/フレームワークというのは枠組みであったり土台だと解釈しているのですが、西山さんの説明にもあった通り、土台というほど固まってはいない、「機能の集合体」のように捉えています。

A社で実装したaaa、B社で実装したbbb...といった機能が大量にライブラリに入っていて、そのライブラリの中から今回自分がつくりたい機能に近しいものを取捨選択して新しいものをつくっているといったイメージです。例えば、今回自分が担当するC社はA社とB社とでいえばB社に近しい仕様でありつつも、一部分はA社に似ているという場合は、B社をベースにA社の要素も取り入れてC社用にカスタムして機能をつくっていく。そうやって生まれたものの集合体でSpookは成り立っていると捉えています。

西山/Spookを用いての開発は受託開発なので、お客さんごとにアプリケーションがあり、アプリケーションごとの実装が必要なのですが、開発の土台としてSpookを用いることで、だいたいの作り方も、作り方のお作法も同じ。なのでそれをライブラリ化することで横展開しやすくなっているという意味では「機能の集合体」という風にも言えるように思います。

なるほど。Spookという商品(システム)を提供しているのですか?といった声もあったのですが、Spookはフォルシアエンジニアで代々受け継いでいる開発の手法+その手法でつくられた機能群ということですね。


Spook01_02.jpg

成長し続けるSpook × 自分のアイディア = 新しさの創出

技術職志望の学生にライブラリ化されていることを話すと、それを使う・組み合わせるだけなんですか?自分たちで新しいものを考えてつくりだしていかないんですか?といった声を聞くことも多いのですが、自分たちで新しいものを作っていくわけではないということでしょうか?

諏訪/「新しいものをつくる」ということには、①ゼロベースでこの世にない新しいものをつくる ②世の中にある便利なものを使って、それに自分のアイディアを加えて新しいものをつくる の二種類があると思うのですが、①ができる人はなかなかいないと思います。なので、先人のノウハウを学び、良いと思った部分を採用し、そこに自分のアイディアを加えていく②がいわゆる「新しいものをつくる」ということだと思っていて、Spookはまさにそのかたまりという風に思っていただければと思います。

西山/この言語がイケてる、こういうフレームワークがイケてるといったエンジニアのなかでの流行り廃りがあるのですが、そういった部分におけるアップデートはSpookにもどんどん適用させていて、Spook自体はどんどん新しいものへとアップデートされてますし、お客さんへ提供する価値という意味でも、これまでの功績ゆえに新しい相談をいただけて、その相談がSpookのさらなる機能追加、提供価値の向上につながっていったりというケースもあります。

なので、事業会社のように0→1という新しさはないかもしれませんが、1→10であったり、10→100という新しさをつくりだしていく場面はまだまだたくさんありますし、なくなることはないと思っています。

つまり、Spookはいまだ完成されたものではない...ということでしょうか?

西山/成熟はしていますが、完成はしていません。各エンジニアの工夫が共通ライブラリに還元されていったり、開発効率化のためにライブラリがアップデートされたりしていますが、完成はしないものです。

 

そもそもSpookとはいったい何なのか?

フォルシアエンジニアで代々受け継いでいる開発の手法+その手法でつくられた機能群であり、今後も柔軟に成長していくSpook。今後の成長のさせ方も案件次第、創り手次第だと思うと非常に可能性を秘めているように感じます。

続いて第二弾では「Spookの強みとは何のか?」について伺います。お楽しみに!

この記事を書いた人

伊藤 明日香

2021年キャリア入社/経営企画室 広報担当
コーポレートサイトではSpookの特徴やターゲットを図解しています。
こちらも合わせてご覧ください。(https://www.forcia.com/technology/#spook)

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