FORCIA CUBEフォルシアの情報を多面的に発信するブログ

文系からフォルシアのエンジニアになった新卒社員が感じたこと

2021.12.06

アドベントカレンダー2021 エンジニア テクノロジー 採用活動

これは、FORCIA Advent Calendar 2021の6日目の記事です。

こんにちは!2021年入社、新卒1年目エンジニアの小木曽です。

大学では主に言語学を学んでいましたが、色々な経緯があり技術職としてフォルシアに入社しました。

大学の専攻とはかなり違う領域の職種に就いたこともあり、周りからは「珍しいね」と言われることも多いのですが、学生時代の後輩たちと話していると、文系からIT技術職への就職を検討している人は意外と少なくないことが分かりました。

というわけで、この記事では自分の学生時代から現在までを振り返りつつ、フォルシアのエンジニアになっての所感をお伝えできればと思います。

内容は大きく分けて以下の3つです。

  1. 大学前半:エンジニアを目指した経緯
  2. 大学後半:フォルシアを志望した理由
  3. 現在:実際にエンジニアになってみて

同じような進路を検討している就活生の参考になれば幸いです。

1. 大学前半:エンジニアを目指した経緯

私は、最初からずっとエンジニアを志望していたわけではありませんでした。大学1年生の頃は、ただ漠然と専攻分野に関係する仕事に就ければ良いかと考えていたのですが、2年生の夏にとある大手企業でインターンに参加した際、初めて「自分の好きなことを活かせる仕事がしたい」と感じ、将来について能動的に考えるようになりました。

私は昔から絵や音楽、ダンスの振付などの創作活動が好きでした。こういう"何かを作ること"と"社会で必要とされていること"を掛け合わせたらどうなるか考えた時、「プログラミングを学んでエンジニアになる」というところに帰着したのです。その他にも、SEをやっていた親の影響や性格分析の結果に出た向いている職業欄に技術職があったことなどいろいろな要因があり、エンジニアを目指す気持ちが高まりました。

とはいえこの時のプログラミング経験は皆無。大学では情報系の授業がほとんどなく、独学で学ぶのも不安があったため、まずは3年生からプログラミングスクールに通い始めました。ここでは、プログラミングの基礎の基礎を勉強し、成果物として簡単なwebアプリケーションを作ったのですが、自分のアイデアを技術の力で形にすることの楽しさを知ることが出来ました。

スクールを卒業すると、成果物を持ち込みながら実務として開発が出来るインターン先を探し始めました。実務経験がある方が就活をする上でも熱意が伝わりやすいと思ったからです。

文系未経験ながら拾ってくれた会社では、クリエイティブ業界向けのSaaS開発に携わりました。ここでは、個人開発では得られなかった、チームで一つのプロダクトを作る難しさや楽しさを知ることが出来ました。コーディングなどの直接的な技術はもちろんのこと、周りのエンジニアや営業の方とスムーズにプロジェクトを遂行するためのコミュニケーション能力も必要とされていることを実感しました。

2. 大学後半:フォルシアを志望した理由

フォルシアを知ったきっかけは、就活の相談をしていたエージェントでした。「社風が合うのではないか」と紹介され、実際に社員の方と直接何回か話をしました。どなたも親切で、一就活生の拙い質問にも丁寧に答えてくれました。

特に印象的だったのが、非情報系出身で当時2年目のエンジニアの方と話したときのことでした。プログラミングはほぼ未経験の状態から入社したそうですが、充実した教育体制が整っていたことやいつでも先輩に相談できる環境のおかげで業務をこなせるレベルにまで成長できたとのことでした。この話を聞いて、フォルシアの人の温かさや教育にかけるコストを惜しまない風土に魅力を感じ、志望度が高まりました。

また、フォルシアのエンジニアの特徴として、「案件の提案、要件定義から、設計、実装、テスト、運用までを一貫して担当する」というのがあり、「目の前のコードと向き合うだけでなく、コードの先にいるヒトと向き合っていきたい」と考えていた私にとっては働き方という点でも魅力を感じ、この会社でエンジニアとして働きたいと思うようになりました。

いざ選考フローに入ると、履歴書を見ながら「なぜ言語学を専攻していたあなたがここに...?」ということは当然のように毎回聞かれます。そのような時は1節で述べたようなことを説明していたのですが、社長・COOとの最終面接で「今大学で学んでいることとこれからやりたいことを結びつけて話してください」という質問を受けた時には少し悩みました。

緊張で記憶がおぼろげではありますが、「言葉も技術も今では人間が社会を維持していくのに欠かせないもの。生活の中で当たり前の存在でありながら実態の無いものに関わり、支えていきたいという志向を持っているので、このような進路を選んだ」という旨を話しました。

今振り返れば少しこじつけのような気がしなくもないですが、とにかくエンジニアに興味があって、フォルシアという環境で貪欲に学んでいきたい!いう気持ちはアピール出来たと思っています。

大学で学んでいたことと異なる道を選ぶ人は、その道を選ぶに至ったストーリーや過去と未来を結ぶ共通項を、相手に納得してもらえる形で言語化する練習をしておくと良いかもしれません。

3. 現在:実際にエンジニアになってみて

そんなこんなで実際にフォルシアで技術職として採用されて今日に至ります。現在はECサイトの検索機能を担当するチームにJOINして日々開発中です。実際にフォルシアのエンジニアになってみて、入社前に社員の方から聞いた内容がその通りだったということを実感しています。

技術研修では、Progateに始まり、JavaScript・SQL・検索アプリ開発のオリジナル教材を進めていくことで、フォルシアのエンジニアになるために必要な基礎知識が自然と入ってきました。やはり情報系専攻の優秀な同期と比べると能力や経験面での差は大きく、焦ることも多々ありましたが、メンター制度のおかげで先輩に気軽に相談・質問することが出来るので、不安や疑問をその日のうちに解消できたのは有り難かったです。

それから仮配属を経て本配属となるのですが、ここでも分からないことはすぐ解決できる体制が整っていると感じました。Slackやesaなど社内知見を溜め込めるツールのおかげで、大抵の問題は検索すると似たようなケースに対処した先人の知恵を享受できたからです。

実務だけでは足りない・もっと知りたい部分については会社の書籍補助制度を利用して技術書を読んでみたり、資格(基本情報技術者試験)取得に向けて勉強したり、ドットインストールなどの外部サービスを使って学習したりしています。

研修のときと比べると、周りと比べ過ぎず自分のペースで頑張っていこうと気持ちを切り替えたことで精神的にも少し落ち着いてきた感覚がありました。

今後は、興味のあるフロントエンドやデザイン・UIUX領域にも携わりたいと思っており、業務の中で学べそうな部分を積極的に吸収したいと考えています。

おわりに

もし「文系からでもエンジニアになれるのでしょうか?」と聞かれたら、私は「なれます!」と答えたいです。フォルシアの教育体制はとても充実しているので、志さえあればどんなことを学んできた方でも受け入れる環境となっています。

大事なのは「エンジニアになって何を生み出していきたいのか」という部分だと思っています。これは選考の過程から聞かれる部分でもあるので、非情報系出身なら特にしっかり考えを磨いておく必要があると思います。ここがはっきりしていると、会社という環境を生かして自己実現するスピードも早まっていくというメリットもあるので、ぜひ意識してほしいポイントです。かく言う私も日々考え直している点であります。

実際にエンジニアになってみて感じたのは、「どういう職種に就くかではなく、就いた仕事でいかに自分のバリューを発揮していくかの方が重要だということ」です。たとえ全く異なる専攻出身だったとしても、仕事に生かせることはあると思います。

私の場合、大学では様々な言語を学んできましたが、「基本的な単語や文法を覚えていく→覚えたものを自分で使ってみて習得する」ということをひたすら反復する学習の流れは、自然言語でもプログラミング言語でも共通するところがあると感じています。

また、文章やビジュアルを用いて情報を整理することが好きという志向を生かし、営業の方との細かい仕様確認のときに分かりやすく伝えることを心がけたり、社内に残すドキュメントの体裁を整えたりすることも楽しんでやっています。

そういう意味で、フォルシアの一気通貫した開発スタイルは情報系以外を専攻してきた方にも得意なこと・好きなことを活かせる場になり得ると思うのです。

最後に、働く上で私が大切にしている言葉に「自分が選び取った行動が正解になるように努力を続けることが『成功の秘訣』」というものがあります。これは、就活生の頃初めてフォルシアへ行った時に、人事の方からもらった社長執筆の本にあった内容です。

確かに、学生時代とは全く異なる環境では不安や悩みも尽きません。大学の同期が言語・教育関連の仕事で活躍している話を聞くと、本当にこの道を選んで良かったのかと自問することもあります。

しかし、今出来ることは「目の前の道を最善とするために日々努力すること」だけだと思っています。まだまだ自分一人の力では出来ないことが多いですが、サポートしてもらえる環境・先輩方に感謝し、その分昨日より少しでも分かったこと・出来るようになったことを増やせるよう意識しています。

もし、この記事を読んで「フォルシアのエンジニア」という道に興味を持ってくださった方がいればぜひ採用応募フォームからご連絡ください。

フォルシアという環境で、自分ならではのエンジニア像を一緒に実現させていきませんか?

この記事を書いた人

小木曽円香

2021年度新卒入社のエンジニア。
最近お寿司屋さんで「真鯵」を「merge」に空耳しました。

フォルシアではフォルシアに興味をお持ちいただけた方に、社員との面談のご案内をしています。
採用応募の方、まずはカジュアルにお話をしてみたいという方は、お気軽に下記よりご連絡ください。


採用お問い合わせフォーム 募集要項

※ 弊社社員に対する営業行為などはお断りしております。ご希望に沿えない場合がございますので予めご了承ください。