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Data Feed Marketingセミナー報告 「宿泊業界の大競争時代を勝ち抜くGoogle活用術」

2018.09.20

Googleホテル広告 Spook イベント セミナー・勉強会

経営企画室の西澤です。今回は、先日弊社の社員が登壇したセミナーイベント「Data Feed Marketing 2018」の様子をご紹介します。

今回のセミナーは、コマースリンク株式会社、株式会社Speee、ソネット・メディア・ネットワークス株式会社、株式会社デジタルアイデンティティ、株式会社ビズリーチ、フォルシア株式会社の6社が登壇し、「優れた顧客体験を導く思想と設計」を共通テーマに講演を行いました。Google AdWordsやFacebook広告などの主要プラットフォームを含めたフィードの役割や改善事例、各社のサービス紹介と成功事例、マーケティングの勘所などが話されました。

フォルシアからは営業本部の杉岡が登壇し、Googleとフォルシアが共同で商品データの生成、配信、運用までを一元的に行うサービス「Google Hotel Ads導入促進プログラム」を運用するなかで得た知見とノウハウをご説明しました。以下、当日の資料の一部を抜粋しつつ、講演のサマリをご紹介します。

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「宿泊業界の大競争時代を勝ち抜くGoogle活用術」

今回のイベントのテーマは「データフィードマーケティング」。皆さんの中には、「そもそもデータフィードって何?」という方や、一度は耳にしたことがあるけれどよく分からないという方もいるのではないでしょうか。

データフィードとは、自社の商品データをGoogleのリスティング広告やCriteoなどのリターゲティング広告出稿する際に、配信先のフォーマットに変換して送信する仕組みです。この仕組みを活用して、ユーザーに最適な広告を配信をすることを「データフィードマーケティング」といいます。ユーザーに価値ある情報を届けるためには、それぞれのメディアの特性を理解し、ユーザーの趣味嗜好にあった情報を適切なタイミングで提供することが求められます。昨今では、検索エンジンからSNS、サイト内のWeb広告に至るまで、データフィードを利用した広告配信が容易にできるようになったことで、ますますデータフィードマーケティングの重要性が高まっています。

フォルシアは、創業以来、大量かつ複雑なデータを処理する技術力で、多くの企業様が保有するデータの課題を解決してきました。中でも、旅行業界における実績は高く、10年以上の経験とノウハウが評価され、日本で初めてGoogle Hotel Adsに関するインテグレーション・パートナーに公式認定されています。

検索者を予約に変えるGoogle Hotel Ads

皆さんが旅行に行くとき、旅行に行く前の準備から旅を終えるまでの過程をイメージしてみてください。多くの方が、まずは旅行先の情報収集をして、どんな場所に行きたいか、何が見たいか、何が食べたいか...といった旅行の計画を立てると思います。旅行先では、マップを使って移動をしたり、写真を撮ったり、旅行先でも情報収集をしたりしますよね。旅行から帰ってきたら、写真を共有したり、SNSなどで記録をつけるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

Googleは、このような旅前・旅中・旅後の各段階で顧客接点を増やし、旅行需要を生み出しています。Google Hotel Adsは、「旅前」におけるホテルの検索から予約までをサポートするサービスです。旅行には欠かせない宿泊先を、ユーザーは情報収集する流れで、希望の条件にあったホテルを探し出し、予約まで完了させることができます。

例えば、特定のホテル名で検索したときに、検索結果画面に複数のサイトと料金情報が表示されていることがあります。これがGoogle Hotel Adsと呼ばれるホテル広告枠です。検索結果画面には、各社の最安料金のみが表示され、「その他の宿泊料金を見る」をクリックする事で、その他の登録プランについて確認ができるようになっています。

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さらに、地域や都市名からの検索も可能です。地図上には、各ホテルの最安値料金が表示され、ユーザーはエリア情報、周りのホテルの料金情報を比較しながらホテルを選ぶことができます。

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ホテルの詳細からは、複数のプランを比較することができ、そのままサイトに遷移すれば、スムーズに予約が完了します。このように、検索結果の画面上で、日程の指定から、料金・口コミなどのプラン比較まで容易にできるため、Google Hotel Adsは、ホテルのブランディングと集客においても重要な役割を果たしているのです。

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Google Hotel Adsをより効率的に導入する

ホテルを運営する企業がGoogle Hotel Adsを導入する場合、規定の仕様に則ったデータフィードを用意する必要があります。これまで、データ作成のためのシステム開発が企業にとって導入のハードルとなっていましたが、コマースリンク社のデータフィード最適化サービス「DFOプレミアム」と「DFOマネージャー」と連携することで、より簡易的に導入することが可能になりました。

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本サービスでは、導入企業サイトに掲載されている情報の中から、サイトクローリングシステムが自動で毎日複数回(サイト条件により回数は変動)データを抽出した上で、「Google Hotel Ads導入促進プログラム」用のデータフィードを作成します。これにより、導入企業は、データフィードのための初期開発をすることなく、スピーディーかつ低コストでGoogle Hotel Adsを導入することができます。(関連:ニュースリリースはこちら

おわりに(営業本部 杉岡より)

当日は、Speeeさんのラウンジスペースで講演を行い、アパレル、金融、IT、出版など様々な業界から約50名の方に参加いただきました。講演後、複数の企業様から資料請求の依頼や、後日打ち合わせをしたいとの話をいただきました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

フォルシアは、「データの可視化」を軸に企業様の経営課題を解決することを得意としています。今後も、継続的にセミナーを開催するなどして、企業様が持つデータをビジネスに活用する手法、事例についてあらゆる切り口でご紹介していきます。

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この記事を書いた人

西澤真歩

2015年新卒入社。経営企画室にて、企画・広報業務を担当。
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