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フォルシア、クラウド型のデータクレンジングサービス「Masstery」提供開始 ~商品データ整備業務を機械学習技術で効率化 試薬・理化学機器業界で導入実績~

2020年09月28日 ニュースリリース

 フォルシア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:屋代 浩子 以下フォルシア)はこのほど、機械学習技術を活用して商品データ整備業務を効率化するクラウド型のデータクレンジングサービス「Masstery(マスタリー、以下本サービス)」の提供を開始しました。
URL: https://mstr.forcia.com/

 幅広く商品を生産者から仕入れて販売する卸売業を始めとする流通業界の多くの企業では、仕入先の商品データを自社の基幹システムやECシステムで管理しています。しかし、商品データのフォーマットは仕入先ごとに異なるため、各仕入先の商品データを自社システムに登録する作業は人手で都度対応する必要があり、ほとんどシステム化できていないというのが実情です。
 また、価格変更作業、カテゴリ情報の付与作業、基幹システムの登録上限文字数に合わせた商品名作成作業など、商品データの整備業務には担当者の業務への習熟が求められるケースも少なくありません。商品データ整備の現場では長らく、業務の属人化、ヒューマンエラーの発生によるデータ不備といった課題に悩まされ続けてきました。

 このような「人手でなければ、商品データの整備を行えない」課題を解決するために、本サービスは開発されました。商品データ管理の担当者が本サービスに仕入先の商品データをアップロードすると、仕入先毎にフォーマットがバラバラな商品データを、機械学習技術を用いて自社のフォーマットに自動変換。ビジネスに活用できるデータを素早く作成します。商品名の生成やカテゴリ分類なども本サービスの管理画面上で設定可能。一部商品の価格等の情報変更や特別な整備にも対応し、手間のかかる商品データ整備業務の効率化を実現します。


【本サービスの主な機能】

  • 差分比較機能
    前回の商品データから新たに追加された商品、価格や保存情報が変更された商品、削除された商品を抽出することが可能です。
  • カテゴリ情報付与機能
    自社のカテゴリ構造に合わせて、人手で分類していたカテゴリ情報。商品情報などをもとに人の頭の中で判断していたその作業を、Massteryが自動で行い、最適なカテゴリを出力します。
  • 複数フォーマット出力機能
    出力フォーマットを複数設定できるので、基幹システムだけではなく外部サービスに登録するためのフォーマットやリレーショナルな関係の商品マスターであってもMassteryで整備することが可能です。

 本サービスの商品名「Masstery」には、master:商品マスター、mass:大量の、mastery:熟練という意味が込められています。既に、外資メーカーなど多くの仕入先が存在し大量の商品データを扱う試薬業界や、幅広い商品カテゴリが存在する理化学機器業界の企業への導入実績があります。利用料金は月額5万円~。利用にあたって複雑な組み込み作業は不要で、短期間での導入が可能です。

 フォルシアは創業以来、大量・複雑なデータを高速に処理する検索技術基盤「Spook®」を基に、様々な業種における「検索」の課題を解決してきました。今後は本サービスを基に、様々な業種の企業が抱える商品データ整備の課題に向き合い、企業間の商品データの受け渡しなど幅広いニーズにも対応していきます。

masstery_image.png

Massteryイメージ図

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