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「“住生活”をより豊かにするために」株式会社LIXIL様

小和瀬 浩之 様

株式会社LIXIL

上席執行役員 Chief Information Officer(CIO)
(兼)情報システム本部長
(兼)L-One PJ プロジェクトリーダー

小和瀬 浩之 様

今回Spook®を導入された「統合物件システム」とは?

住宅設備の状態の“見える化”

LIXILは、2011年にトステム、INAX、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアが合併してできた会社です。当社は、建材・住宅設備として数多くの商品で市場のトップシェアを占めており、これまでに膨大な数の建物に商品を納め、サービスを提供しています。
それら大量の受注データを、活用しやすい形で蓄えて、活用目的に合致した内容を即座に検索表示できるようにする仕組みが「統合物件システム」です。たとえば、どの物件のどの設備に点検が必要で、部品交換が必要か、などという家の健康状態が一目でわかるようになります。住生活産業界の発展を目的としたプロジェクトです。
もちろん統合する前の5社の中でも、それぞれ独自に取り組んでいたことではあるのですが、このプロジェクトを実施することによって、今以上に住宅設備の状態の“見える化”を行うということが、住生活に関わる商品・サービスを提供する企業である私たちの使命だと感じています。

 

プロジェクト中の課題

大量のデータをどのように活用するか

前述いたしましたとおり、今回のプロジェクトは、旧5社が保有していたデータを統合する必要がありましたので、5社分の大量の蓄積データをどのように活用して可視化を行うかという点は課題でした。時間とコストをかけてシステムを構築しても、肝心なツールの検索スピードが遅くて使いづらければ、いずれ使われなくなってしまうでしょう。「今後も増え続ける大量のデータをレスポンスよく使えるツールを作る」という点はプロジェクトの命題ですね。

Spook®導入経緯

非常に理に適った仕組み

数量を確認しながらリアルタイムで絞込み検索ができるという「Spook®」の特長が、UI(ユーザインタフェース)の面において非常に理に適った仕組みであるということに魅力を感じていました。その特長を生かしたユーザーが使いやすいUIデザインを提案していただいた際に、「これは他のマーケティングツールとは違う」という印象を抱きました。当社のツールは“高速検索”を必要としていたので、検索条件を選択すると“瞬時”に結果を返してくれるという点もポイントでしたね。その上、フォルシアさんは他社メーカーでの豊富な導入実績もお持ちでしたので、安心して任せられるだろうと考えて導入を決意しました。

実際に開発してみて

日々増え続けるデータに対して“高速検索”を実現

一般的なECサイトでは、商品の入れ替えなどはありますが、全体のデータ量が極端に増えることはありません。一方で、当社の「統合物件システム」はデータが毎日増え続ける。それら日々増加するデータに対して“高速検索”を保つ必要がありました。
これは前代未聞のことでしたので社内でも半ば諦めていましたが、フォルシアさんは「やってみます」とチャレンジしてくれました。
実際には、数千万件の物件(商品単位では億レベル)のデータに対して、ノウハウと実績を活かして、LIXIL専用の独自データ蓄積型検索エンジンを構築してくれました。日々増え続けるデータに対してこれだけ“高速検索”を実現している例は他に聞いたことがありません。

プロトタイピングモデル(※)について

今までにないマーケティングツールを作るにあたって直面していた、「データをどのように可視化するか」という課題に対し、プロトタイプを使って毎週議論しながらブラッシュアップしていくという開発スタイルは、今回のプロジェクトの進め方に非常によく適していました。
最終的なプロダクトイメージを共有しつつ、今回のプロジェクト全体を担当してくださっていたSIer企業のウォーターフォール開発と上手く連携して、双方の開発スタイルのメリットを活かすことでプロジェクト全体がスムーズに進行しました。ここ最近の中では一番素晴らしかったと感じるプロジェクトです。
(※)実働するモデル(プロトタイプ)を早期に製作する手法

社員の印象

プロジェクトメンバーとして最適に動いてくれた

私たちにとって、フォルシアの担当の方々は、「営業担当者」や「技術担当者」ではなくプロジェクトメンバーです。それぞれ最適に動いてくださいました。皆さん、プロフェッショナルなSE(システムエンジニア)でしたね。どのようにすれば良いものができるかを一生懸命、真剣に考えてくださいました。課題に直面するたび、ポジティブに解決策を提示してくださるというところからも、担当の方々のプロジェクトへの思いの強さを感じます。

導入後の感想

「良いものを作ってくれてありがとう」

とにかく検索のスピードが速い。あれだけの速さでカテゴリの切り替えができるということは大変すばらしいと感じています。「物を検索する」という行為は、あるものをみつけたい、ある情報に到達したい、という目的を満たす行為です。そのような観点からみても、「Spook®」は、合理的な考え方で成り立つ仕組みだと感じます。このような仕組みって、作ろうと思ってもそう簡単にはできないですよね。
システム稼働後、ユーザーとなるグループ会社で「統合物件システム」の使用説明を行った際に、「良いものを作ってくれてありがとう」と感謝されたことがありました。改めて、作ってよかったと実感しています。

今後の展開について

将来的には“住”に関わるすべての商材のプラットフォームに

まだ当社のインフラとして作ったばかりの段階ですので、今後どのように役に立つツールにしていくかという点は課題の一つです。本来、消費者のことを考えるのであれば、当社1社のデータが“見える化”したとしても不十分だと考えています。電化製品なども含めた“住”に関わるすべての商材のプラットフォームが存在するようになれば、商品に不具合が生じる前に定期的にメンテナンスを行う、というようなことも可能になり、消費者はより快適な生活を送ることができるようになりますよね。将来的にそのようなことが実現できれば、国の貴重なインフラストラクチャになる可能性もあると思います。フォルシアさんには、そこに向かってこれからも一緒に頑張っていただきたいと期待しています。

企業プロフィール

株式会社LIXIL

トステム・INAX・新日軽・サンウエーブ工業・東洋エクステリアの5社が統合して2011年4月1日に誕生。総合的な住環境ソリューションを提供する。傘下に販売や生産、メンテナンス、サービスなどを担うさまざまな子会社を数多く有し、世界約150の国と地域で商品を展開するグローバルカンパニー。
LIXIL
http://www.lixil.co.jp/

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